『ミルク』と『白色』のちがいとは【金魚】飼い方
金魚の名前は、その色彩を表しているパターンが多いです。しかし独特な表現のされ方や、飼育においては重要ではないため、意外と知らない事も多いです。
『真っ黒い眼をした金魚のこと?』
『白って書いてあるけど、赤色が混ざっていた・・・』
など気になっている方もいらっしゃいます。今回はそんな『ミルク』と『白』の違いについて、ちょっとした事を知っておくと楽しみが広がる事もあります。飼い方は一般的な金魚に準じますので難しくはありません。
↑ミルクランチュウ
◆『ミルク』という色彩とは
『ミルク』とは透明な鱗を持ち白色を主とする金魚に付けられやすいネーミングです。よく見ると身体表面の鱗(うろこ)は透明で地色が透けて白く見えています。
この種の特徴として、パンダ眼とも言われますが、眼が真っ黒になる個体が現れる。鰓(えら)が透けて見えるため、頬っぺたがピンク色に染まって見えることです。ちなみに普通の眼を持つ個体もおり個体差があります。
また色彩としては緋色(ひいろ=赤色)や、墨(すみ=黒色)が少々混ざる事もあります。そして『白色』とは異なり鏡の様にキラキラした鱗も持ちます。
優しい名前の印象も持ちますが、その特異な体色表現から、ちょっとエキゾチックな金魚にもみえます。
↑白ランチュウ
◆『白色』という色彩とは
白色は透け感のない白です。身体の一部に赤色や黒色が少々混じる個体もおります。パッチリと眼が際立ち白目の部位が赤色個体もおりますが、真っ黒眼はおりません。
また白色は黄色っぽく変化する事もあり『黄頭=きがしら』とも呼ばれ、育成環境が整っており『らんちゅう』の品評会などでは少し評価が上がったりもします。グリーンウォーターで飼育したり食べているエサでも変化します。
細かなこだわりもありますが、馴染みのある金魚の色として無くてはならない1色です。
一見似ている色ですが、違いを知ることで、それぞれの特徴をより見比べることができます。どちらが良いというのはありません。好みの問題や混泳水槽の具合で欲しい特徴が変わることもあります。
ではでは(^^)