◆安定の相棒ドジョウ

喧嘩もしないし、水質・水温ともに共通して管理ができます。

沈むゴハンを用意してあげると、一緒に食べます。

普通のドジョウは『マドジョウ』として流通していますが、これがなかなかコンディションが不安定・・・。

『シマドジョウ』や『ヒドジョウ』の方が安定した状態が多く、このあたりをお勧めしています。

底砂を敷いておいてあげると、潜るのでドジョウのストレスを軽減、金魚もモグモグするのが好きなので相性の良いアイテムになります。

大粒ではなく小粒のものを好むので『大磯砂・田砂・ソイル』は良いですが、『金魚用の大粒砂利、サンゴ砂』は好みませんのでご注意を。

 

◆不安定なメダカ

ダメではないですけど、なかなか長期混泳されている方は少ないです。

もともと大人しいメダカは、何も考えていないような金魚に圧倒されてしまう面があるようですWW

ストレスはそれだけ魚に影響を与えるということですね。

一緒に飼いたい場合は、水槽のゆとりが大切です。

メダカが隠れる場所、落ち着いて過ごせるような場所を作ってあげましょう。

必然的に小型水槽よりも大きめの水槽・容器が理想的にはなってきます。

日頃から0.3~0.5%の塩分調整(浸透圧効果)を利用しておくと、成功しやすくなり病気予防の効果もあります。

 

 

◆なかなかタフなアカヒレ

熱帯魚・コッピーなどでも知られるアカヒレは水温・水質ともに共存可能です。

日本の冬も、埼玉県、千葉県あたりでは冷たい常温で生き延びますが、死んでしまう個体も多いので金魚用ヒーターを入れてあげると良いです。

気になるのは体格差で、口に入ってしまう大きさは危険です。

大きめのアカヒレを選んであげれば俊敏性も高く、金魚とも協調性がありますよ。

『ゴールデンアカヒレ』『ロンブフィンアカヒレ』などバリエーションもおり、群れで泳ぐ姿も良いものです。

 

◆実は難しい関係だったタニシ

コケ取りとして一緒に飼育されるイメージが強いタニシですが「いつの間にか★になってしまっていた」「寿命かな?」などの経験者は多数です。

じつは金魚がパクパクしていることが原因だったりします。

「殻に潜れば大丈夫でしょう」と思いますが、動きの鈍いタニシです。

頭を出すたびに突かれ、少し移動し始めたらまた突かれる・・・たまったものではありません。

成功例としては豊富なエサと、多勢に無勢(たぜいにぶぜい)。

戦っている訳だはありませんが、タニシの数が金魚を圧倒するとパクパクが分散されてバランスが取れたりします。

(主に屋外で大きな容器(フネ・ダンベ)で管理されている方に多いです。)

あと、稚魚とタニシの相性はOKです!

今の時期(4月)には、産卵・稚魚が孵化したというお問い合わせが急増します。

稚魚にはエサを与えすぎて弱らせてしまうことが、とても多いのですが、タニシを入れておけば残り餌を食べてくれますし、稚魚との関係も良好ですよ。

(タニシが姿を消えてしまうのは脱走しています。)


↑通称『ふね』です。


↑通称『ダンベ』です。

 

◆プライベートな時間がほしいヤマトヌマエビ

こちらもコケ取りとしても混泳人気の高い相棒ですが・・・いつのまにか★になっているとご相談も多くされます。

これは、普段元気な状態であれば問題のない組み合わせ(巨大な金魚は危険)ですが、ヤマトヌマエビは成長するため定期的に『脱皮』を行う必要があります。

この脱皮前後は動きが鈍り、近づいてきた金魚を避けることが出来ません。

そして身体が柔らかくなっているため、金魚のパクパクが致命傷になってしまいます。

これが事件の大筋ですね。

金魚が入ってこれない程の水草ゾーンを作ったり、隠れ家を増やすことで遭遇率を下げることができます。

取り込み中にはプライベートな場所と時間を。

(エビが姿を消えてしまうのは脱走しています。)


↑大量にいれるなら。


↑枯れない人工水草 のお勧めです。

 

快適な金魚ライフを!

ではでは(^^)

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