『桜』と『更紗』のちがいとは【金魚】飼い方
金魚の色彩にて『桜=さくら』『更紗=さらさ』という、よく似た2種類がある事をご存知でしょうか?
お店で見かけた時に…
「正直何が違うのか分からなかった」
「何が違ってどっちが良いの??」
という方も多いはずです。
しかもこの色彩は『和金、コメット、琉金、出目金、オランダ獅子頭、らんちゅう、ピンポンパール』などなど主要な金魚の体型にもちいられています。
知っておくと、ちょっとした楽しみが増えるかもしれません。
※写真は桜東錦
◆『桜』と『更紗』のちがいとは
パッと見た印象は似ていますが持っている色味が『桜』模様は赤色+白色+透明+鏡の4色持つのに対して、『更紗』模様は赤色+白色の2色です。
このため桜模様はバリエーション豊かな紅白で、柔らかい優しい色味の印象を受けます。赤色と白色の発色を透明な鱗が混ざることで和らげ、鏡のように光を反射する鱗は泳ぐたびにキラキラと輝き美しい。
表現も豊かなため個体差が激しかったり、逆にパッとしないと感じる方もいます。また鏡鱗の持ち具合は個体差があるため、選ぶときのポイントにする方も多いです。
※写真は更紗オランダ
いっぽう『更紗模様』は、赤色と白色の2色のみの表現になります。
「桜模様よりも地味なのね…」
「特別感がない気がする…」
と思う方もいますが、実際は2色のメリハリがしっかりと効いており、侮れない美しさを持つ金魚です。
流通量も豊富で安価な点や、買いに行けば売っている、数がいるので好みの個体を選べるなど人気の高い金魚です。
◆希少価値とお値段
この2色で比べると『桜』の方が珍しく高価になり、『更紗』の方が一般的で安価になります。
あくまで目安ですか、『桜コメット』が¥500前後だとしたら『コメット=更紗模様』が¥400前後と言ったイメージですが…
『桜東錦=さくらあずまにしき』(オランダ獅子頭の桜模様)や『桜錦=さくらにしき』(らんちゅうの桜模様)は希少価値が高いため、なかなかなお値段になっている事もあります。
どちらも魅力的な存在ですね。この様な特徴を掴めると、選ぶ楽しみが広がって来たりします。
ではでは(^^)