気にしておきたい金魚飼育の停電対策、酸素の補給方法【台風】電気が止まれば乾電池式エアーポンプ??
台風の季節になると、頭をよぎる不安が『停電』です。電気が止まればフィルター、エアーポンプ、ヒーター、ライト全て止まります。
では金魚飼育をしている方は、どんな準備をしておくと良いのでしょうか。
リスクを下げて乗り切るためのポイントをご紹介いたします。
◆乾電池式エアーポンプ
やはり持っていると安心なのが『乾電池エアーポンプ』です。ホームセンターや釣具屋さんへ足を運ぶと数時間〜数十時間持つものまで種類があります。
1つのポンプから分岐できるように二股コックなどを揃えておくのも良いでしょう。少し視点を変えてソーラーパワーで可動する商品もあるので暖気がないときには心強い存在になります。
フィルターやエアーポンプが止まってしまった時には速やかに導入します。
◆酸素タブレット
乾電池がなくなったり、天気が悪くても使えるのは『酸素タブレット』です。水槽に入れるだけの錠剤で乾電池式よりも弱いですが、足りなければ入れる粒を増やして対応できます。本来は小瓶で飼育する時のアイテムだったりしますが、引越しの時に使われたりもする地味な便利アイテムです。
◆水草は必要??
停電対策に水草は必要かというと・・・必要ではありません。酸素をだしたり水質浄化作用はありますが、その効果は不安定です。さらに暗い時間は金魚と同様に酸素を吸って二酸化炭素を出すため少し怖い存在にもなります。数日の絶食は金魚にとって問題ないので非常食としてもそこまで重要ではありません。
◆照明はむしろ付けてはいけない!
照明(ライト)は、止まっても問題ありません。むしろ暗くて金魚が夜と勘違いして泳がずに止まってくれたほうが都合が良いのです。
明るく活発に動かれると酸素を消費して呼吸からアンモニアも生成されます。そのため水槽は暗くして安静にしてもらうことが有効です。
◆エサやりは厳禁です。
フィルターが止まっているので水質悪化は死活問題になります。金魚は数日の絶食は減っちゃらなのでエサを与えるのは控えましょう。限られた酸素の中、無駄に活性を上げてしまうことも問題です。
◆ヒーターは止まっても大丈夫・・・よく観察を。
ヒーターも金魚は日本の常温に生息できる性質なのでとりあえず大丈夫です。数日後に白点病などになったら速やかに治療すればそれほど怖い病気ではありません。
速やかに電気が戻ってくれると良いのですが、それまでは安静に冷静に行動をしましょう。
ではでは。