◆ランチュウ3種(江戸錦、更紗、トリカラー)が到着直後にロス・・・その原因と今後の対策とは。

3Mサイズくらいのランチュウが届きました。体格もがっちりしており『健康そうだな』と思いましたがバタバタと調子を崩してしまいました。

同じような経験をしたことがある方も多いのでは無いでしょうか。購入後1週間以内に調子を崩すのは水合わせの失敗が多いです。

しかし、あくまでも『元気な金魚だった時』のお話で、元々調子が悪い個体や長期移動(12時間以上)していると丁寧な水合わせだけでは防げないケースもあります。

本来は別々の水槽に入れるのが理想でしたが、大丈夫そうだったので混ぜてしまったのもいけなかったです。

 

◆届いた個体の容チェック

お魚が届いた段階でのチェックは貴重な情報です。

まずはお水のチェック。袋の中の水が白く濁っていたり、悪臭を放っているのは良くありません。吐き戻しといって食べていたごはんを戻してしまったり、ウンチをしてしまったりと原因があります。

続いてお魚のチェック。身体に異常は無いか?ヒレが避けている、目が濁っている、頭でっかちに痩せているのは健康とは言えません。

さらに動きのチェック。エラの動きのを見て呼吸に苦しさは感じられないか?びっくりして過呼吸気味なだけなのか。身体をどこかに擦り付けている、お腹をドテッと水底に着けている、転覆(てんぷく)症状が見られるなどです。

今回はこの入荷時のチェックが甘かったと反省です。白勝ちの江戸錦は翌日にロスしてしまいました。片目の表面が白く濁っているのに気が付きましたでしょうか?『まぁ大丈夫だろう』という油断は大敵です。

また、白勝ちの更紗ランチュウは現在治療中です。外傷は見られませんが、過呼吸気味でエラ病の恐れもあります。なかなか厳しそうですが酸性の水質と0.3%の塩分濃度調整で経過観察中です。

トリカラーランチュウは、バッチリ元気で食欲旺盛。『この個体が原因だった?』『この個体だけが抗体を持っていた?』などは憶測に過ぎませんので、追及はしません。

入荷時に個別が理想だったのに、3匹を混泳させてしまったことが失敗でした。入念なチェックをしてから、混泳する事をお勧めします。

ではではm(_ _)m

さまざまな金魚に興味のある方は1冊読んでみると世界が広がります。