◆暑い時はエサをあげない3つの理由とエサの選び方。金魚飼育ポイントとは

日中に30℃を超えるようになると『暑いのにエサを与えては良いのか?』と疑問を持つことはありませんか?

私たちも夏バテすると食欲が落ちますし、よく観察すると金魚もエサの喰いつきが悪いタイミングを感じます。

やはり、金魚の飼育経験がある方ほど気温がピークになるタイミングではエサを与えません。

慣れている人は、気温が上がりきる前の時間帯や、夕方の涼しくなる時を狙ってエサを与えることで失敗を減らしているのです。

 

 

◆暑い時にエサを与えてはダメな3つの理由

①水温が上がるほど水中の酸素濃度が下がる

『酸欠=さんけつ』という症状があります。息苦しい状態で、水面でパクパクと必死に呼吸する姿が見られるさます。

この現象は夏場に多く、水温が上がる事で水中に含まれる酸素量が減ってしまうからです。

このタイミングでエサを与えると、動きを活発にさせ呼吸数をあげて酸欠を助長します。

 

さらに

 

②食欲が落ちている

金魚の快適に過ごせる温度の目安は18℃28℃が目安です。これよりも暑いと過ごしやすいとは言えず、ヘタってくる個体が増えます。

調子も良くないため、食欲も低下します。このタイミングで給餌するこで食べ残しが増えやすくなります。

水槽などに近づくと、ごはんを欲しがる仕草を見せますが、いざ与えると食べ残すと言ったパターンです。

 

この食べ残しも要注意

 

③水が汚れやすい

夏場はモノが腐りやすいです。水中も一緒で食べ残しのエサも腐敗しやすく、今までは時間が経過したエサも後々食べていた金魚が、食べるのをやめます。

胃を持たない金魚は、消化不良も起こしやすいのでより注意します。また腐ったエサからはアンモニアが発生し、さまざまな病気へと繋がります。

白点病や転覆病は治せる確率がある程度期待できますが、エロモナス病(ポップアイ、マツカサ)など治療困難な病気も多いため、病気にしない管理を目指しましょう。

 

 

 

◆エサの種類

食べ残しを防止するためには『浮上性』の『粒タイプ』を利用すると食べ残しが目視で確認しやすいです。

『沈下性』や『フレークタイプ』は、水槽全体に広がるため、食べ残しが発生しやすいのはデメリットです。

いくら『水を汚しずらい』ことが売りの、金魚フードも、食べ残しが多ければ話は別です。食べきる適量で水を汚しずらいわけで、そもそも食べ残していては、自ら首を絞めるようなモノです。

夏場の暑い時間帯は避けるか、クーラーの効いた涼しいお部屋で金魚にはごはんを与えましょう。息苦しいような暑さの中で、不適切な給餌は命取りです。

ではでは(^^)

 

さまざまな金魚に興味のある方は1冊読んでみると世界が広がります。