元気だった金魚が次々☆になってしまう理由とは。
金魚を飼育していると、突如つぎつぎと元気だった個体が死んでしまう事があります。
『昨日まで元気だったのに急だった』
『朝起きたら☆になっておりショックだった』
本日は、そんな原因不明で☆になってしまう件について・・・。
◆突然の死は『気が付けない』ことも原因
もともと金魚は立場の弱い生き物です。つまり『弱った姿を見せない』本能があります。自分が弱っている事を捕食者に見つかると狙われてしまうからです。
そのため、自分に異変が起こった時もアピールする事はなく、見慣れていなければ不調を察知することは難しいです。
また、あきらかな不調な様子は、☆になる数時間前から観察されることもあり、夜間や外出中など水槽を見れないタイミングは意外と多い事も『突然死んでしまった』と言われる原因になります。状態の急変という表現も出来そうですね。
実は些細な『エラの動き』『行動』などに数日前から異変が現れていたとしても、一般的な飼育者が『あきらかにおかしいぞ』と感じるのは難しいケースも多いです。
◆なぜバタバタと☆が止まらないのか?
とくに小さな水槽では1匹が☆になると、すくなからずアンモニアなど水質悪化が起こります。
すると、その水質悪化がダメ押しとなり、弱っていた2匹目が続けて☆になってしまうと負の連鎖が始まります。
水質悪化は2倍となり、3匹目、4匹目となると水質悪化のスパイラルが出来上がり…全滅という水槽が出来上がってしまいます。
◆エラにダメージを受けると危険
白点病や尾腐れ病などのように、目視で異変が分かり易い病気は見つけやすく気が付きやすい。しかし、エラにダメージを受けたケースでは外傷が見つけられません。
ときおり『綺麗なまま☆になっていた』などと伺う事がありますが、それはエラに原因があることが想定されます。
エラ病などと言われる症状は、他の個体へ感染もしやすく厄介です。有効な治療法もないため日頃の管理が重要になります。
などなどこのあたりが『金魚の突然死』に繫がっていることが多です。落ち込んでしまうこともありますが、1匹もお魚を殺さない飼育者はいません。反省を生かして失敗を減らしていきましょう。
ではでは(^^)