◆2020年3月良かったもの!!
3月は気温の変化とともに、追星を付けたオスや、腹の膨らんだメスの入荷が増えてきた一方で、白点病や充血など、急激な温度変化の影響が良くも悪くも現れてきました。うまく入荷処理を行い大事になる前に調整するのがポイントですね。
お客様は元気な個体を購入するように、より心がけるか、店員さんに『状態はどうですか?』と聞いてから購入を検討するのも良いでしょう。
では第5位から3月買って良かったものをご紹介・・・
第5位・・・金魚の赤ちゃんシーズン
金魚のベビーが流通するシーズンで、いまの季節からよく目にします。何よりも良かったのが1匹も☆になっていないところです。『鈴木氏』の青仔で形の個体差はありますが、整っていなくともある程度の匹数で飼育することで『泳ぎすぎ』という減少を防ぐことができます。
そもそもが可愛らしく、成長も楽しみな存在です。稚魚の飼育は成魚よりも難しさがありますが、飼ったことがないとわからない部分もあります。自分で産卵させるかたもいますが、ここまで成長している方が育てやすいですよ。
◆第4位・・・新トリートメント水槽発掘
入荷時に気難しい、ウチの水槽と合わない金魚たちがおります。いろいろな産地の金魚を飼育していると、キャリアー的に苦手なタイプが出来てしまうのかもしれません。そんな中、優秀なのが『低ペーハー』水槽です。主に熱帯魚で利用していましたが、季節の変わり目で不安定な金魚コンディション調整におお助かりです。
とくに移動直後に崩れやすいので、その数日トリートメントしてから混ぜるパターンも重宝しています。その良い成功例となった『ミルクランチュウ』でした。
◆第3位・・・来れば安定の人気物!!
『羽衣オランダ』はくるたび模様のパターンも違い、白と黒のメリハリがしっかりしており人気です。良物は1匹\5000前後ほどで値段相応・・・はじめはSMサイズの小さな個体を探すと購入しやすい値段で手に入ります。
色味も好みが別れますが、体型も丸みの強い個体や、尾ヒレの大きさも見て選ぶとより好きな個体と出会えます。
◆第2位・・・立派!丹頂っぽい柄模様も素敵な個体!
今月はちょっと大きめの個体が多く入りましたが、その中でも美しい印象だったのが『ミックスオランダのベールテール』でした。まだ大きくなる余力を感じるので、しっかりと食べさせるとさらに存在感を放ちそうです。
優雅に泳いでもらうためには、単独飼育の水槽を準備するのも贅沢ですがあり。お値段もけして安くはないので丁寧な環境で飼育管理したいですね。もちろん混泳も可能です。
◆第一位・・・白黒好きにストライクな個体!
ということで、今月の1番は『中国産の白黒東錦』です。しっかりと丸いシルエットに、黄頭が映えており、体の模様のバランスも良くて嬉しい限り。着状態もよく元気に泳ぎ回っています。
お値段は1匹\5000前後が目安になり、安くはありませんが、ピンとくる人には刺さる個体です。これでもまだサイズアップの途中なので、ここからの成長でさらに雰囲気も上がります。混泳にも合わせやすい大きさも嬉しいポイントでした。
などなど、3月は春を感じて金魚の出入りも活気づいてまいりました。お近くのショップも見に行くもの楽しい出会いの季節へ。ではでは(^^)