◆フネアマガイの新顔?!ハリネズミ貝 –Neritina juttingae-とは。飼育の際に気をつけることとは!

コケ取りで飼育されている方も多いフネアマガイのバリエーションのような貝がやってきました。トゲトゲしており、覚えやすいネーミングでもありますね。ちなみにインドネシア産です。

色味は個体差もありますが、同系統の茶褐色で白い部分は卵の付着とその跡です。トゲの量も個体差があるのはこの手の貝ではお馴染みですね。長くても2-3ミリほどで顕著に長い物は見られませんでした。

 

 

 

◆入荷後の飼育レポート

貝類は水質の変化に強く水合わせの失敗は少ない生き物です。一般的な魚の水合わせを行っておくと良いですね。

ちょっと違うのは、袋から水槽へ移した時にひっくり返ってしまった個体は魚に突かれて弱ってしまいます。

貝の出口を地面に向けて突かれずに歩き出せるように置いてあげます。今後もひっくり返っているのを見つけた時は自力でも元に戻れますが、治してあげるとより良いです。

飼育はフネアマガイに準じます。

インドネシアの貝なので、日本の冬はヒーターを設置します。

あとは側面を登って脱走しないように注意することと、強引に剥がすとダメージを受けて弱る原因になるので、その点の取り扱いには注意しましょう。

 

◆熱帯魚や金魚との混泳について

コケ取り能力が高いと試しに混泳することになります。メダカは水温をハリネズミ貝に合わせてやれば混泳可能。金魚や錦鯉は水温を合わせても食べてしまうのでNGです。

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどとも相性は良く、グッピーなど定番の小型熱帯魚の多くとも混泳可能な組み合わせです。

水草水槽では力強く潜ることもあるので、水草を抜いてしまうことや、柔らかい葉は食べてしまうこともあり△です。

◆通販を含めた販売や価格帯とは

流通量は少ないですが、ネズミ年にちなんで年末年始に出回るようです。

価格帯は1個\300~\500が目安です。

推察ですがそこまで人気があるキャラクターでもないので、買っておかないと今後は手に入りずらい気もします。

 

新年の干支に合わせてネズミならぬ、ハリネズミはいかがでしょうか・・・。

ではでは(^^)