◆なんとも弱い印象のある金魚を、上手に飼育する4つの思考とは。
蝶尾(ちょうび)が入荷してきました。時折『飼うのが難しいんでしょ?』という質問を受けます。
この蝶尾の他ピンポンパールでも、同様のイメージを持たれている方はいらっしゃいますね。
どちらもお家の飼育環境に慣れてくれれば、普通の金魚同様の方法で管理ができ、長生きもしてくれます。そのためには購入後1週間の初期管理で金魚のコンディションを整えて、その後の長期飼育へ繋げていきましょう。
◆購入後の水合わせ
◆塩分濃度調整
◆水換えショック
◆混泳問題
を知っておくと『失敗』が減り、上手な育成へ近づく事ができます。
◆購入後の水合わせ
水合わせはのやり方は、何通りもあり自分に合ったやり方を見つけると良いでしょう。
考え方は、お店の水と、お家の水は別物なので、ショックを与えないようにゆっくり慣らしていけば良いのです。
とくに簡単な方法では、購入後袋のまま水槽へ浮かべてもらい、ハサミで3cmほど切れ込みを入れて貰います。そして切れ込みを水中側へ向けて貰いゆっくり水が混ざる様にして1時間放置後、袋の水ごと水槽へ放つ方法です。
◆塩分濃度調整の凄さ
金魚、熱帯魚飼育では常識ですが、一般的には知られていないのが『塩分濃度調整』です。飼育水に0.3%〜0.5%の塩分を加えることでコンディションが向上します。
食卓の食塩でも構いませんが、その濃度に調整するのが慣れるまで大変なので、市販のアクアリウム用を使うと使いやすいですね。
◆水換えショック
水換えする時はすべて変えるのは調子を崩すリスクがあります。水が汚れやすい夏場は1/2程を目安に、水が汚れずら冬場は1/3ほどにします。
また考え方として『水を汚しづらい管理』を心掛けます。
エサは与え過ぎに注意して、1日に1〜2回で金魚が2〜3分で食べ切る量に調整。
ライトの付け過ぎはコケの増殖に繋がるので、1日8時間を目安に点灯し、直射日光は当たらないようにします。
◆混泳問題
蝶尾やピンポンパールは泳ぎが上手くない品種となり、コメットや琉金と言った一般的な金魚との混泳は控えると管理がしやすくなります。
日常的に突かれる機会が多く、ストレスを受けて弱ってしまうからです。
蝶尾は蝶尾同士、ピンポンパールはピンポンパール同士での混泳が1番安全です。
上記4つのポイントでトラブルが起こる事が多いので、よく観察すると解決へ繋がります。
ではでは(^^)