◆北米便珍種のスペックルドマッドトムを仕入れたら死にそう…
北米便で入荷する珍しい小型ナマズです。見かける機会は非常に少なく高価な品種となっています。
今は一つ特徴を掴みづらい本種ですが、1匹¥8000〜10000ほどの価格帯になり、なかなか手を出しづらいというのが本音。
しかし北米便やナマズに興味がある方にとっては、手に入り飼育ができる貴重な存在になっています。
◆入荷後の飼育管理
袋に入っている状態では分かりませんでしたが、水合わせ途中から何やら怪しい雰囲気が…
水合わせは、袋のまま浮かべて3cmほどハサミで切り込みを入れたら1時間浮かべます。今回は魚のコンディションが悪そうなので、更に切れ込みを大きくして1時間延長しました。
袋の水ごと水槽へ放ちます。水合わせの方法は何通りもありますので、状況に合わせて自分と生体に合った方法を選択します。
◆写真撮影しようとすると…
『死んだフリするの?』と思うほど真っ直ぐ泳げていません。よくカージナルテトラなど光源へ背中を向ける修正が強い魚は死んだように見えますが…
エラの動きは少し早く感じる程度ですが、両眼とも表面は白く濁っており強い酸性の水質の時に出るサインにも見えました。
早々と撮影は取りやめ、回復を祈り水槽へ戻しました。相変わらずフラフラと泳いでいましたが時間が経過すると徐々に平衡感覚を取り戻したように正常になり、隠れ家に入れた流木に身を潜めました。
・・・4日経過・・・
◆11月10日あれから4日経過
水温23℃
水質は弱酸性〜中性
塩分濃度調整なし
底材はソイル
給餌1日に1回冷凍赤虫を適量
泳ぎにはだいぶ力強さが戻りましたが、目の白濁は回復が見られず、擦り傷によるものなのか時間がかかってでも完治すると良いのですがなんとも言えません。
あらためて撮影をしてみたところ、しっかりと天地を把握し泳ぎます。あの時はだいぶヤバかったようです。心なしか血色もよくなっているようです。
体力もついたようで、自分が安心出来るところを探し回るため常に泳ぎ続けて止まることはありませんでした。この様な仕草から、眼に傷が付いた可能性はありますね。
水槽に慣れてきたようで一安心、このまま完治を祈ります。
ではでは(^^)