◆ビックヘッドレオパードドルフィンキャットとは。シーズン限定の珍しいナマズの性質や混泳飼育ポイントとは。
南米に分布し、このシーズンに入荷が見られる珍しいナマズの1種です。
なんといっても、その名の通りの押しつぶした様なビックヘッドが際立つ珍ナマズです。
まるで両生類のオオサンショウウオの様なシルエット。
普段は水底でゆっくりしているが、慣れてくると餌タイムには水槽内をよく泳ぎます。
◆性質や他の魚との混泳
基本的には大人しく、本種から他種へ攻撃を仕掛ける様な事はありません。
しかし、エサと認識する小さな生体は、食べようとしてしまいますが、ある程度体格が同じような他種に対しては攻撃性は低いです。
どちらかというと、ちょっかいを出されないように気をつけましょう。
また、本種はメスの流通が多い傾向がありますが、オス同士では激しく争う姿が見られます。
同種での混泳の際はお気を付けください。
セパレーターは1つ持っておくと、いざという時に重宝します。
◆水合わせ、白点病対策
ナマズの仲間は病気になっても薬の使用が難しいです。
そのため、病気にしないことは重要であり、予防として導入時は水合わせをしっかり行います。
白点病の原因となる水温変化には気をつけましょう。
もし、白点病にかかってしまったら、水温を28℃以上になるように設定して治療します。
症状の悪化や、改善の見込みが現れなければ、塩を0.3%以下に調整を行います。
さらに病気が良くない時には、規定量の半分以下の魚病薬投与を行います。
※あくまでご参考程度にお願い致します。
性質的にはおとなしいですが、口に入る大きさの魚やエビは食べてしまう危険があるので、混泳には向きません。
◆通販流通や販売価格は?
流通量は少なく、高価なナマズの1種。
個体の大きさで前後しますが、1万円を超えてくるような価格帯になります。
シーズン限定種と言われ、入荷のタイミングがとくに少ないパターンとなり、購入し損なうと来シーズンまで待つこともあります。
ビックヘッドレオパードドルフィンキャット
分布:南米
学名:Ageneiosus marmoratus
大きさ:およそ40cm
水質目安:弱酸性〜中性
飼料:生餌、人工飼料
個性的なナマズであることは間違いなく、バリエーションも知られています。
魅力にピンと来た方は、飼育を検討してみてはいかがでしょうか。
ではでは(^^)