こ、これは…

◆キャリコ・ライオンヘッドとな?輸入金魚は蓋を開けてみないと分からない…育てる過程を見過ごさない。

こちら…江戸錦(えどにしき)ではございません。

ライオンヘッドのキャリコ柄ということで、仕入れ致しましたが…現状は面影がありませんね。

前回のライオンヘッドの色物入荷は、少なからずライオンヘッド感がありましたが、今回は幼さすら感じる個体たちでした。

よい時もあれば、そうでもない時もある。

それも金魚の一面ですね。

 

墨がちな個体も見られ、色合いにはバリエーションもあり面白い。

体型は外国産によくある丸手(まるて)傾向の個体なので、胴体が短めでまん丸シルエットに近いです。

逆に国産は長手(ながて)傾向があり、胴長となり泳ぎも比べて素早いです。

※国産金魚にも丸手はおります。

 

やはり、ライオンヘッドたる頭のが顕著に大きいシルエットは何処へやら…

成長に期待するという事ですね。

しっかりと栄養のある飼料を与え、水質管理もサボらず行えば、大変身を見せてくれるのかもしれません。

冷凍赤虫は飼料として人気が高いですが、人工飼育に比べて高価なのも事実。

両方を駆使して、上手く管理するのも良いですね。

与えた分だけ水は汚れるものなので、たくさんエサを与えた場合には、積極的に水換えも行います。

その際には、塩分濃度のコントロールも忘れずに行いましょう。

一度わからなくなってしまったら、ホームセンターの調理器具として販売される塩分濃度計が便利です。

 

全体的に線も細く、幼さを感じますね。

状態が落ち着いていますが、忘れずに0.3%の塩分調整しています。

一度コンディションが崩れてしまうと大変なので、予防しておきます。

魚は病気の治し方も重要ですが、なによりも『病気にしない管理』という考え方が根本にあります。

幼いと感じていればなおさら、気を配っておくべきですね。

などなど、金魚には育てる楽しみもあります。

品評会を目指しているならば、立派な個体という結果らもちろん評価されます。

しかし、私たち一般的な愛好家は、『その過程』を見逃してしまいがちです。

日々のお世話を楽しむ方法へ目を向け、情報交換などして行きましょう。

趣味の輪が広がりますよ。

ではでは(^^)