◆レッサーパンダこと虎出目金入荷したら、こちらも不調な個体が。松かさ病の初期症状を見逃さない!
◆一番立派な体型をしていると思ったら・・・松かさ病
写真の個体ですが、遠くから見ると今回の入荷の中では目を引く存在いでありましたが、よく観察すると鱗の盛り上がりが・・・これは松かさ病の症状です。
エロモナス菌が原因び本疾病は、治療が難しくやっかいな病気です。
写真でもうっすら写っていますが、腹部や尾びれに赤い発疹や充血のような状態なのが分かりました。
明らかに調子が悪いサインですね。
塩分濃度調整を行いますが、発疹は引いてもエロモナスは難しそうです。
上から観察すると鱗の膨らみが観察しやすくなります。
悪化するともっとウロコが反り返り、かなり違和感を感じるようになります。
他の個体と見比べると、やはり一回り大きく見えますね。
キャリアー(保菌者)が近くにいると、病気が写りやすいのは我々の風邪と一緒です。
気がついた時点で、隔離するなり対処します。
◆体色は実は黄色・黒色・白色?!
細かく観察すると、黄色×黒色のレッサーパンダ模様の中に、白色も持ち合わせる個体がいます。
なんとなく印象が違って見えるのはそのためですね。
ビシッと黄色と黒色で仕上がった個体も素晴らしいですが、白色が入っても可愛らしく、好みので個体は選ぶと良いでしょう。
◆模様は変化するが、左右の目の大きさは成長しても変わらない
本種も、成長とともに色変わりしてしまうことがよくあります。
せっかくこだわって配色の良い個体を選んだつもりが、ある日に黄色と黒のレッサーパンダ模様が変わっていることに気がつくのです。
その点、眼の大きさは大きく変化は致しません。
幼いころから、左右の眼の大きさが異なれば、成魚になってもやはりバランスは崩れたままです。
もちろん選ぶ人の好みになりますが、左右同じ大きさの目ん玉を持つ個体が好まれています。
レッサーパンダと虎出目金は同じ品種で呼び名がちがうパターンです。
外国産と国産で呼び名を変えている訳でも無さそうです。
本種も丸手と呼ばれる、胴体が短く丸っこいタイプがより人気です。
同じ品種でも、以前見た時と印象が違ったりするのはそのせいですね。
ではでは(^^)