久々にパンダ蝶尾(中国産)が入りました。

パンダ出目金よりも、パンダ蝶尾の流通量は少ない品種です。

中国産は人気ですが、入荷数も減少傾向があり、見られない年もありました。

 

 

◆調子はイマイチ、病み上がり?

問屋さんでトリートメントはされていましたが、移動の負担もあり、調子はイマイチです。

よく見ると白点病が観察できます。

比較的に初期状態ですが、気を抜くと一気に悪化する病気でもあります。

0.3%の塩分調整を行い、アグテンを適量投与しました。

一晩経過すると、病状は変化しますので、しっかりと観察を行います。

進行状態によって、塩分濃度を高めたり、薬を入れなおすタイミングを計ります。

 

若干、口周りにも炎症が見られます。

不調のサインですが、塩分濃度調整で落ち着く事もあるので、要観察します。

ヒレや身体には赤い部分は見られないのは助かりました。

軽傷と判断できるので、このまま自己回復で完治する事に期待します。

 

 

 

 

 

◆立派になるのはまだ先の話

まだ幼いパンダ蝶尾です。

この大きさの個体ですでにパンダ柄に完成している個体もいますが、全体的に黒勝ち(くろがち=黒色が多い)の個体でした。

ここから色も変わるので、どのように成長していくのかも育成の醍醐味です。

 

まだまだ身体の線細くて、尾ビレも可愛らしいですね。

しっかりと飼料をあたえて、どっしりとしたい体型を作りたいところです。

移動直後は、食べ物の消化にエネルギーを使うのは負担になることがあるので控えるのも選択肢です。

冷凍赤虫など消化によく、好んで食べますし、環境に慣れてきたら錦鯉のエサを与える事もあります。

熱帯魚のプレコフードなど、食べてる姿が長く観察でき、良く食べるので面白いですよ。

太らせる為に、エサを増やす時は水が汚れるので水換えをしっかりと行いましょう。

 

 

 

久々の入荷となったパンダ蝶尾・・・

次回はいつになるでしょうか。

何回か継続して見られる事もあれば、また来年なんて事もあります。

ほしい方は、見つけた時が決断の時ですね。

ではでは(^^)