◆ブルータイガーパロット混泳させてみたら苦戦しました。被害者を出さないためにもセパレーターはオススメです。
先日入荷したブルータイガーパロットたち・・・
30リットル水槽(W42×H27×D27)に5匹で管理した結果、1ペアが形成されて、残り3匹は水面や水槽端へ追いやられてしまい、ヒレも数カ所が齧られてしまいました。
産卵スイッチが入ると、いつもより攻撃的になります。これはエンゼルフィッシュや多くの熱帯魚でみられる変化です。
その後、ペアを残し3匹は別の水槽へ移しました…
同種間で争いが起こることは、シクリッドではよく起こり、その中で強い順に順番が出来てきてしまうと1番弱い個体から死亡してしまいます。
気が付いた時点で、何か対策を取ってあげましょう。
◆3匹の移動先水槽でも争いが…
追いやられてしまった3匹は、同じ大きさのオスカーがいる水槽へ移しました。
これでバランスも取れて落ち着くだろう…と思いましたが、なかなかうまくいくものでもありません。
オスカーとブルータイガーパロットは無関心に近いのですが、移動前の強さランキングを持ち越してしまっているようで、1番弱い個体が相変わらずいじめられているようは状況。
この水槽もあきらめて速やかに対応します。
◆ごちゃ混ぜ混泳が失敗したので、別種のみとの混泳へ移動
同種でかなり意識しあっているので、諦めて別種との混泳へ移動させました。
別種へはそこまで、しつこい攻撃は行なっていませんが、似た体型や近しい品種へはスイッチが入る可能性が上がるので注意します。
中型のカラシンや、コイの仲間などは比較的相性は良さそうです。
ちなみに、移した先の水槽にはグッピーがおり、1匹尾ビレを齧られてしまったのでやはりダメでした。
瀕死の重傷ではなく時間が経てば元に戻りそうな様子・・・しかしこのような犠牲者が出てしまうため、混泳はおススメしません。
◆余分に水槽がない時のセパレーター
お店のように、お魚を移動させる水槽がない時は『セパレーター』を利用します。
同じ水槽を仕切るだけなので、新しく水槽を立ち上げる手間もなく、同じ水質での管理なので、魚への負担も少なくて済みます。
セパレーター設置時には、仕切った部屋が同じ環境になることを心掛けます。
具体的には水流がしっかりと回っているのか?
水温は同じようになっているか?
です。
薄いパンチボード1つでも、水の流れが片方に滞留してしまい、片方が淀んでしまわないように気を配りましょう。
生き物に絶対はありません。
混泳の1つの情報だと思いご参考までに。
ではでは(^^)