◆水槽で飼育する錦鯉たち。光り無地の魅力とは。黄金、プラチナ、銀松葉、山吹黄金、オレンジ黄金ななど。

 

 

◆柄は無くとも魅力的

黄金色・プラチナ色をベースに全身に柄がなく、各鰭、体全体が光り輝き水中に生きる魚とは思えない美鱗と体色を持つ品種です。

単純な色とも思われがちですが、複数の個体を見ていくと、驚くほど発色に差があり、他品種と比べて模様がないぶん、鱗の並び・シミ・体型にも目がいき、良魚を仕上げるとなると他品種にはないこだわりが出てきます。

 

 

◆無地ながらも奥は深い

嬉しいことに生産数も多く、比較的安価に入手することができる品種です。

また、単色でありながら、鱗の中心が山吹色に仕上がる 山吹黄金 (やまぶきおうごん)、鱗の中心にサビ(黒色)が入る松葉黄金(まつばおうごん)、昔黄金(むかしおうごん)、銀松葉(ぎんまつば)など豪華さの中に渋さを併せ持つ品種も含まれます。

水槽の横見鑑賞であっても、LED照明との相性も良く、鼻先から尾先までみごとに光り輝く個体を幾度となく見かけたことがあります。

小さいままであっても他品種同様、色の深まりの変化を十分に見せてくれます。

 

 

◆銀松葉(ぎんまつば)

艶やかな銀色の体に背側の一枚一枚にある松葉網目が単色では表現できない渋さで彩られています。

 

◆黄金(おうごん)

個体が持つ色味は、それぞれで選ぶバリエーションがあります。各鰭も非常に美しく、鱗一枚一枚の細部まで整った個体が好まれます。

 

◆プラチナ

こちらも純白のプラチナを持つ個体から、柔らかな淡い黄色味を見せる個体など、バリエーションが見られます。真珠のように輝く個体は存在感を放ちます。

 

 

 

◆流通や価格、入手方法などは?

幼いSMサイズほどの個体がホームセンターなどでも取り扱いが見られます。常時販売されているわけではなく定期的に流通が見られます。

錦鯉の品種は多く、限られた水槽個数の中で品種の回転があるのでタイミングが生まれます。

価格は¥1000前後になり、大きくなるほど販売価格は上がる傾向があります。また良質な個体は付加価値が上がります。

なかなか近くに小売対応している錦鯉養魚場はありません。近くにある方は恵まれていますので、足を運んでみるのも良いでしょう。

熱帯魚ショップでは錦鯉カテゴリーを取り扱っていない店舗もありますので、確認してから足を運ぶと良いです。希望の錦鯉を取り寄せ対応してくれるかはお店により異なります。

 

 

◆この他、水槽で飼育する錦鯉たちを楽しむのにオススメの書籍はコチラです。水槽視点で書かれている物は少ないので、とても参考になります。