◆地面を這う人気の前景草。ラトナギリミゾハコベ、エラチネ グラチオロイデス、ゴイアスドワーフロタラ、南米ミズハコベ
◆ラトナギリミゾハコベ
Elatine triandra Ratnagiri
ミゾハコベは世界各地に分布する仲間で、本種はインドのラトナギリ産です。日本産のモノは水槽育成が難しく本種を選びと良いです。
しっかりと光量を当て、二酸化炭素の添加は必要です。低いphを好み、下葉が腐りやすいのでこまめな植え替えがポイントとなる。上手に育つと一段違った魅力が溢れます。
残念ながら流通量は少なめです。
◆エラチネ・グラチオロイデス
Elatine gratioloides
オーストラリア、ニュージーランドに生息するミゾハコベです。細めのシャープ葉のシルエットで、強い光で這わせる事が出来ます。
水温への適応力は18~32℃と優秀ですが、25℃以下が調子が良く、やはり日本産よりも育てやすいです。またオーストラリア産は別種という説もあります。
残念ながら流通量は少ないです。
◆ゴイアスドワーフロタラ
Rotala mexicana Goias
ロタラの仲間ですが、前景に使える珍しいキャラクターです。赤みを帯びる小型の葉が、地面に広まります。
高光量と二酸化炭素の添加は行いましょう。
あまり細かなトリミングでは、本種が衰退してしまうことがあります。上手く差し戻しを織り交ぜながら完了すると良いです。
店頭での流通量はあまり多くありませんが、通販を利用すると入手しやすいです。
ぜひ一度は育てたい品種ですね。
◆南米ミズハコベ
Callitriche sp
極小の葉をつける前景向きの水草です。鮮やかな緑色で小さく可愛い印象を持ちます。
茎が地面を這いながら分枝し、絨毯が完成されていきます。ボリュームが出すぎた部分は、光が当たらない下層から腐ってしまうので、早めのトリミングがよいです。
しっかりとした光量と二酸化炭素の添加は行いましょう。店頭での流通量はあまり多くありませんが、通販を利用すると入手しやすいです。
このほか、水草にご興味のある方はこちらもどうぞ。最新の水草情報が掲載されています。