◆背ビレなしメダカ
別名:マルコ
埼玉県『行田淡水魚』の小暮氏が固定化を進めた、背ビレを持たないメダカです。
『赤色らんちゅうめだか』として2011年に紹介されました。
この背ビレを持たない品種同士を交配すると、ほぼ100%の高い確率で、同じように背ビレを持たないメダカが誕生します。
しかし、普段は必要な背ビレを持たないため、繁殖行動に支障が出るのか、産卵・繁殖難易度はやや難しい。
この点が考慮され、繁殖には試行錯誤がされています。
◆スピアーテール
静岡県『猫飯』の池谷氏が、緑光幹之(琥珀透明鱗×幹之)の交配から、松井ヒレ長化を進めたところ、独特のヒレ形を持ったメダカがまとまって産まれました。
背ビレ、尻ビレは普通ですが、尾ビレの一部が突出する事から、『スピアーテール』と呼ばれています。
今後の展開が楽しみな品種です。
◆メラーメダカ
2013年に『めだかの館』で突如現れたメダカです。産卵された6月が気候の変動含めてポイントになったのではと言われます。
この独特のヒレは、ところどころランダムに伸長が止まってしまうために起こり、裂けてしまったように見えます。エキゾチックなメダカです。
◆流星メダカ(りゅうせいめだか)
背ビレを持たない、幹之系の品種です。
背中を走る輝く一線は美しく、流れ星を連想する名前もつけられました。
また、もともと楊貴妃(ようきひ)系統の背ビレなしメダカから、本種の幹之系の体色へ移行された事は、困難を伴ったことが予想されます。
神奈川県の中里氏の賜物です。
◆天河メダカ(てんがめだか)
本種も神奈川県の中里氏が作出したメダカです。
青ラメを纏う様子から、天の川をイメージされて、命名されました。
このように美しい品種を固定するためには、多数の卵を採卵し、厳しい選別淘汰、良血統を残すことが何より大切となります。
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