◆入荷で手こずる金魚たち?!飼育が難しいは購入時の状態が大きく影響します
飼育が難しいとは、少し異なりますが、取り扱いが一癖ある金魚たちがいます。
問屋さんからお店への入荷の際、状態に波が激しいと感じる金魚がいます。
この不安定な状態で持ち帰ると、ロスしやすく、結果的に『難しい』の烙印を押されます。
環境に慣れてしまえば、普通の金魚なのですが、
購入の際には、状態が落ち着いているかどうかを確認してからがおすすめです。
・・・どう確認するのかは、店員さんに聞いてしまうのが早いです!
いつ入荷して、どれくらい経過しているのか?その間の調子はどうなのか?
いろいろな情報が手に入ります。
◆新仔の子赤(しんこのこあか)
新仔とは、その年に生まれた金魚をさします。
小赤とは金魚すくいでお馴染みの金魚です。
夏の頃に出回る新仔の子赤は、非常に管理が難しいです。
その年に産まれた個体が流通するので、幼く体力が低いのが原因です。
更に、季節的にも金魚すくいなどのイベントも各地で行われ、環境に馴染む前に回転(問屋さんからお見せなど)してしまうのも、コンディションが回復しづらいのも原因です。
この時期を過ぎれば、本来強い和金ですので、ご安心ください。
◆バルーンオランダ
本種も意外と調子を崩す個体が多いです。
入荷してから当日や翌日に悪くなる事が多く、気を使います。
基本的に外国産なので、低い温度は好まないのかもしれません。
または長距離移動で疲れてしまうんですかね。
3~4日程経過したあらりからは、だいぶ状態が落ち着きます。
◆ピンポンパール
よく難しいと言われる金魚ですね。
一言に『難しい』と言っても何が難しいのかはちょっと違います。
水質の変化に弱くて難しいのか?
移動に弱くて難しいのか?
混泳が合わなくて難しいのか?
確かに状態が不安定な個体を持ち帰ると、調子を崩しがちですが、元気な個体でも混泳を誤ると失敗してしまいます。
とくに泳ぎが下手な金魚なので、他の金魚につつかれていないか注意しましょう。
◆龍眼(りゅうがん)
出目金×オランダ獅子頭の掛け合わせの金魚です。
やはり、入荷後の異変が多い品種です。
エラ病(エラに細菌が感染してしまう)が出てしまうと、なかなか治療はできません。
目立った外傷はありませんが、苦しそうに水面をパクパクしたり、じっと地面で止まり、左右のエラの動きが不規則だったりします。
上手くエラから酸素を取り入れられない苦しい状態です。
販売するときは、数日経過を見たい魚になっています。
などなど、入荷で気にする金魚たちをご紹介しました。
1度落ち着いてくれれば、通常の金魚のように飼育ができますが、崩れ始めると回復は難しいです。
購入する機会があれば、お気をつけ下さい。
ではでは(^^)