◆【水槽で飼う錦鯉】なるべく大きくしない方法とは?
錦鯉を水槽やプラ舟、小池で飼育される方から相談されることで、『大きさ』の話題があります。
魚の多くは、環境によって身体の大きさが変わります。
もちろん、本来の大きさを基準に限度がありますが、錦鯉は5年飼育で20cmの個体もいれば、50~60cmにせまる個体もいます。
狭ければ小さくとどまり、
広ければ大きくなりやすい。
水槽で錦鯉を飼育するためには、飼育環境を整えて、飼いくができる大きさで飼いきりましょう。
◆①水槽や入れ物の大きさ
水槽が大きいほど、錦鯉は大型化しやすいです。
住んでいる環境に適応するため、狭ければ大きくなりづらく、大きければ巨大化しやすくなります。
◆②混泳密度を調節する
水槽の大きさとも関係しますが、泳がせる数も多めにした方がいいんです。
水槽の泳ぐ場所など密度が高くなるほど、『狭い』という感覚になり、大型化を抑制する効果が期待できます。
◆③餌の量は与えすぎない
こちらもポイントです。
仮に小さな水槽でも、餌をバンバン与えていると方向転換できないのでは?というほど大きくなってしまいます。
こうなると見ている方も心地よくないので、水槽をワンサイズ大きくしたりするのですが、『餌の量』をコントロールしないと、結局また水槽めいっぱいにおおっきくなってしまいます。
こうなってくると、錦鯉は水槽内で体をぶつける機会も増えキズができたり、最悪は衝突死の可能性も上がってきますのでご注意ください。
少なめのエサの量とは、体型を維持できるほどです。
少ないと、魚はゆっくり痩せて来てしまいます。
また、1匹が集中して食べてしまわないように、小粒タイプなどにして分散させるのも良いですよ。
↑大型化しやすい
↑大きくしたくない錦鯉へ
◆④フィルターの充実
大きくしないためには、
・小さめの水槽・容器
・多頭飼育を行なう
というポイントを抑えると、どうしても気になるのが水の汚れですよね。
その解決策はフィルターです。
水質悪化にも強い錦鯉ですが、すぐに水が濁ってしまうようならばろ過不足の可能性が高いです。
上部フィルターや外部フィルターはろ過能力が高いので、この2タイプがお勧めです。
◆魅力的な錦鯉ですが、管理を誤ると持て余してしまいます。
「近くの川に・・・」というのは辞めましょう。
錦鯉は自然に存在しない外来魚で、その大食漢からタニシ、メダカなど口に入るモノは食べてしまいます。
しっかりと、責任を持って飼育をしましょう。
「大きくなってしまった」では、魚が可愛そうですからね。
ではでは(^^)
◆新しい取り組み
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