◆治療中のゴハンみんなはどうしているの?エサを控える訳とは。
基本的には、治療中の餌やりは慎重に少なめに与えましょう。
その理由や、与え方、フォローの仕方をご説明します。
餌やりは、栄養補給の面もありますが、もう一つ重要な役目は魚のリアクションを見れる事です。
食欲は、話せない魚の状態をしる貴重な情報なので、しっかり観察してみましょう。
投薬中の水槽へは、エサを控えるように言われた事がある人も多いのではないでしょうか。
しかし、私たちも病気になった時の栄養補給は効果的ですよね。
魚に点滴を打つわけにはいきませんが、そもそもなぜエサを控える注意があるのでしょうか?
◆バクテリアがいなくなるからエサ禁止?!
エサを控えるようにする理由は、
『薬の効果でバクテリアが殺菌されている』
『魚の食欲が落ちている可能性がある』
の2点が主な理由になります。
エサを与える事で水が汚れますが、水質浄化してくれるはずのバクテリアは、薬で殺菌されています。
更に、調子が悪く食欲が落ちていると残りエサが増え、また水を汚す・・・。
ここの判断が難しいため、『薬を投与したらエサを控える』という説明がされていました。
↑治療が済んだら、バクテリアを入れて水質の安定をはかると良いです。
◆与え方とフォロー
魚は2~3日、エサが無くても耐えられます。
そこをボーダーラインにすると、毎日少量でも与えていれば、かなり長い期間餓死しないことが分かります。
『少なく与え、水が濁るようなら水換えする』と決めておき、少なめにあげましょう!
できれば、食べるか食べないのかを観察して、残した餌は回収します。
※金魚の転覆病のケースは、絶食が治療となるため、与えてはいけません。
↑浮上性で粒タイプの餌は、食べきるのが観察しやすいです。
◆慣れてくると・・・
病気を発見して、薬を投与した翌日に治る事はありません。
そこで・・・
①病気を発見
②先にエサを与える
③食欲を観察・食べたのを確認
(食べないなら回収する)
④水換え(1/3~1/2水量)
⑤投薬
という流れで行うことも出来ます。
↑冷凍赤虫は消化が良く、ビタミン入りで魚にも嬉しいです。
◆魚の食欲チェック
日頃のエサやりでバクバクと食べに来ていた魚の様子を覚えていますか?!
それが元気な状態です!
体調を崩し、食欲が落ちると、同じ量でも残すようになったり、いつものように集まって来なくなったり・・・
これで、コンディションが落ちているんだなと分かります。
逆に、回復具合の目安にもなるので、日頃の観察が生きてきます。
↑日本動物薬品さんは免疫力を上げてくれるエサも作っていますね。
◆病気が長引いた時の絶食は不利です。
治療までに2週間、3週間薬浴を続けることもあります。
その間、なにも食べないなんて、病気ではなく餓死で★になってしまいます。
食欲を観察しながら、少量を与えましょう。
治療は簡単ではありませんが、完治させることも可能です。
経験者は知っています。
「病気は治す方法よりも、病気にならない方法を勉強しようと」
ではでは(^^)