■白色と黒色を持つ錦鯉って何がいますか?
◆九紋龍
(くもんりゅう)
独特の黒の入り方が人気の錦鯉です。
ドイツタイプになるので、ウロコは無かったり、大判だったりします。
注目は墨(黒色)の入り方に濃淡があり、横から眺めると面白く、表現豊かです。
流通量も定期的に出回っているので、いる時にゲットしましょう。
◆カラス鯉
(からすごい)
全身が墨に包まれるクールな鯉です。
ドイツタイプなので、ウロコは不規則で好みが分かれます。
基本は全身黒色もしくは、所々にネズミ色が入るパターンなのですが、個体差が激しいため、九紋竜と酷似する個体もおります。
たかが黒色、されど黒色といったところ。
黒色ですが紅一点の存在感を放ち人気種です。
◆銀松葉
(ぎんまつば)
プラチナ色の体色に、背面からウロコを縁取る様に模様がはいります。
重なり具合に渋さが出ますね。
ハッキリとし白黒ではありませんが、混泳でのバリエーションに良いかもしれません。
今年(2018年)は安定して流通していますが、去年(2017年)は、ほとんど見かけませんでした。
◆白べっ甲、白写り、銀白写り
(しろべっこう、しろうつり、ぎんしろうつり)
↑白写りです。
こちらは、定番の白黒色の錦鯉です。
2種とも水槽飼育では、特徴的な違いは分かりづらいです。
大正三色から赤色が抜けたタイプが、白べっ甲。
昭和三色から赤色が抜けたタイプが、白写りです。
どちらにもウロコに特徴が出るドイツタイプもいます。
また銀鱗が入る銀白写りという品種もおります。
・・・プラチナ写り??とは生産方法や親の違いなどがあるかもしれませんが、混同されている可能性もあります。
↑白べっ甲です。
↑銀白写りです
◆プラチナべっ甲・ドイツプラチナべっ甲
プラチナにもべっ甲がいます。
メタリックなプラチナ地色に、墨が良く映えます。
お馴染みのドイツタイプも。
ウロコの乱れが加わって、水槽での横見に向く模様になっております。
パっと見で、白よりプラチナの方が水槽内で映えるのは、LED照明との相性もあるように思います。
◆松川化け
(まつかわばけ)
白と黒の色合いが変化するという変わった錦鯉です。
水温や水質の影響を受けるため、季節で変わるとも言われます。
もちろん成長に伴う色変わりではなく、環境的に変わります。
流通量は少ないですが、もし機会があれば、飼育が面白い錦鯉です。
◆モノトーンな錦鯉たち
2色と言いながら、白色、黒色にプラチナも含めてご紹介してしまいました。
(失礼しました。)
鮮やかな色を持たないのに、とても魅力を放つ品種が作られていることに歴史を感じます。
水槽に合わせてお気に入りを追加してみてはいかがでしょうか。
ではでは(^^)