◆何かメインになる見応えのある魚はいないか?!
そんなご相談を受けることがあります。
メインというだけあって、
『ある程度の大きさ』
『ゆったりとした行動』
『美しい容姿』
あたりの特徴をもつ魚が好まれます。
・ラミレジィ(ドイツラム)
・ペルマト(ペルヴィカクロミス・プルケール)
・エンゼルフィッシュ
という3種類(バリエーション豊富ですが)が候補にあがりやすいです。
はじめての混泳には向いているのか?
飼育は難しくないのかなどに触れながらご紹介いたします。
◆ラミレジィ(ドイツラム)
(写真クリックすると詳細分かります)
もともとはラミレジィという南米の魚ですが、人気が高く国内外でブリード(養殖・改良)されています。
ドイツラムも、ドイツのラミレジィから来ていると思います。
ある程度飼いやすいので人気があるのですが、弱酸性の水を好み、水合わせもしっかり行なうと失敗が減ります。
新しい水槽にやってきて、落ち着きはじめると、とても魅力的な容姿を魅せてくれます。
カージナルテトラや、グリーンネオンとは違う存在感があり、
中層〜下層をゆっくり泳ぐので、アクアリウムに新しい『動き』を付けてくれますね。
大きさも約6cm程と、ちょうど良い。
淡水界のニモかもしれません。
古くから人気の魚で、日本、東南アジア、ヨーロッパまで幅広く養殖がされています。
そのため美しい改良品種も多くいます。
(※上記2枚の写真はジャーマン・ラミレジィ(ドイツラム)と呼ばれ、美しさに定評がある人気のタイプです。)
ブリリアント・ラミレジィ↓
バルーンタイプ↓
コバルトブルー↓
ゴールデンバルーン↓
◆ペルマト(ペルヴィカクロミス・プルケール)
まず一回聞いただけでは覚えられない名前が印象的です。
そのため?通称ペルマト(←昔の学名です)と呼ばれています。
ペルヴィカクロミスの仲間には、かなり高価な仲間も多いのですが、本種ペルマトはお手ごろ価格なのもグットです。
やはり弱酸性~中性の水質を好み、弱アルカリ性~アルカリ性では失敗しやすいです。
うまくいかない時は、水質を測ってみると原因がわかるかもしれません。
まぁまぁ混泳もしやすく、容姿も可愛らしい。
コケなんかもついばんで食べてくれるので、掃除役としても働きます。
繁殖も容易な方で、そちらの楽しみもあります。
エサをどんどん与えると、9cm程と大きくなります。
◆エンゼルフィッシュ
このシルエットは特別ですね。
名前負けしない存在感があります。
お店では、小さく可愛らしいエンゼルフィッシュをよく見かけます。
バリエーションも豊富で、好みの品種を選べます。
ほんと可愛らしいので、ついついたくさん飼いたくなりますが、10cm程と大きくなるので、水槽の大きさに気を付けましょう。
口に入る小魚やエビは食べてしまうので、混泳は難しいです。
あまり小さな個体は免疫力が低く、少し難しい面がありますので、ご参考までに。
慣れると強いのですが、弱酸性~中性の水質を好みます。
将来的にペアを形成しやすく、産卵モードになると、強く縄張りを主張します。
卵に近づく魚を追い払いたいんですね。
「産卵を上手く行いたい」
「喧嘩を防ぎたい」
となると、セパレーター(仕切り板)を使うか、別に水槽を準備する事になります。
準備が必要ですが、アクアリウムの魅力の一つでもあります。
◆いずれも人気のお魚たちですね。
3種とも、子育てをする熱帯魚です。
うまくペアができると、産卵・孵化までは比較的容易に出来ます。
稚魚を育てるのは少し難しいですが、それも飼い主の醍醐味。
水槽の主役になるようなキャラクターですので、機会があったら飼育してみてください。
ではでは(^^)