◆産まれた稚魚には、何を与えたら良いですか?

金魚やメダカの稚魚がいよいよ孵化した時に、ご飯の準備は出来ていますか?!

まず焦らなくて良い点は、産まれて数日はエサの必要がありません。

お腹に付いているヨークサックという栄養袋から、エネルギーを得ているからです。

だいたい孵化から2~3日後に、餌を求めて泳ぎだすようになります。

その時までに容易しておきましょう。

それでは、泳ぎ始めた稚魚に与えるゴハン候補5点をご紹介します。

 

 

1.生きたブラインシュリンプ

ちょっと難易度は高い?かもしれませんが、筆頭となるのはコチラです。

乾燥卵と孵化器が別で販売されています。

ブラインシュリンプという小型のエビを、卵から孵化させて与えるものです。

他のエサよりも稚魚の喰いつきが良く、生存率も上がるため、本格的に稚魚を育てている人は利用者が多いです。

むしろブリーダーさんにとっては必要不可欠な存在。

しかし、この孵化させるというのが一手間です。

ペットボトルなどを利用してでも作れますが、はじめての利用ならば、専用の利用も必要な物が揃っているのでお勧めです。

 

 

2.冷凍ブラインシュリンプ

生きたブラインシュリンプを作るのが大変なのは、みんな一緒です。

そこで次に出てくるのが『冷凍ブライン』です。

『活ブライン』よりも、嗜好性(しこうせい=喰いつき)は落ちますが、人工フードよりは高いです。

こちらの冷凍ブラインは、大きさの違いに注意しましょう。

↑稚魚用ならば、『ベビーブラインシュリンプ』という商品を与えましょう。

食べ残しは水を極端に汚すので、ご注意を。

 

↑『クリーンブラインシュリンプ』という商品は、

ブラインが大きくて稚魚の口に入りません。

 

食べ残しは水質悪化させるので、注意が必要です。

 

 

3.むきブラインシュリンプ

こちらは、ブラインシュリンプの殻を取り除き、黄身を集めた商品です。

お米を精米機にかけた状態ですね。

(茨城県では精米機はおなじみです)

やはり生きたブラインシュリンプほど嗜好性(しこうせい=喰いつき)は高くありません。

稚魚の口には入りやすく、このまま与えられるので手軽で助かります。

 

 

4.フリーズドライのブラインシュリンプ?!

ブラインシュリンプを探していると、候補に上がってくるのがこの商品です。

・・・残念ながら稚魚には不向きです。

冷凍ブライン同様に、大粒ブラインは稚魚には大きすぎて食べづらいです。

与えるならば、手ですりつぶしてあげましょう。

ある程度、成長した個体ならば喜んで食べます。

 

 

5.人工フード

人工フードは何社も販売しています。

その中でもおすすめしているのはコチラ。

粒の大きさも適度で使いやすいです。

浮上性が高く、水面に広がります。

食べ残しも分かりやすいですね。

 

 

こちらのタイプはゆっくり沈みます。

警戒して水面まで上がってこない時には、こちらも使えます。

どちらも、一般的取り扱われているので、近くのペットショップやホームセンターで入手可能です。

 

 

◆どれを選べば良い??

まずは、人工フードからはじめると使いやすいです。

食べる量や、生存率を観察してみましょう。

もっと増やしたい!

上手く育てたいとなれば、冷凍を導入してみたり、生きブラインシュリンプを作ってみてはいかがでしょうか。

ではでは(^^)