◆『水換えをしたら、魚が死んでしまった』
というご相談がありました。
経験したことのある方も、多いのではないでしょうか。
水換え直後に★になってしまうのは、よっぽどのことですが、
2~3日・・・1週間くらいを振り返った時に『水換え』をしていたとしたら、
もしかしたら、何か問題があったのかもしれません。
推測をしながら、振り返ってみました。
◆水温の変化はありませんでしたか?
魚は水温の変化に敏感です。
魚にとって1℃の温度差が、私たちの8~10℃相当だと言われます。
そのため、水温変化はなるべく抑えることがセオリーです。
「現状問題ないです。」という方が、神経質になる必要もありませんが、
もし、水換え後に「魚に異変があった」という方は、入れる前に水温も検討しましょう。
新しい水が、
『冷たいときはポットのお湯で温める。』
『熱い時は氷で冷やす。』
常温で飼育しているのであれば、
『水槽のとなりにバケツなどで汲み置き』します。
1時間も経てば、同じ温度で使うことができますね。
◆飲料水を使ってはダメ
私たちが飲む飲料水は、飼育には向きません。
スーパーなどで専用ボトルを買って、購入するタイプの水も向きません。
『魚の色が薄くなってしまう』
『食欲が落ちてしまう』
なども、水が魚にとって合っていないというサインです。
速やかに水道水・井戸水を使った水換えをしてあげましょう。
◆何度やっても、死んでしまう?
ちょっと珍しいケースですが、元の水(水道水・井戸水)のPH(ペーハー)が高いと、魚が耐えられない事があります。
※季節によって、水道局が調節もしています。
グッピーやプラティなどは強いのですが、ネオンテトラの仲間や、ラスボラ・バルブなどのコイの仲間は、高いPH(ペーハー)に敏感に反応してしまうことが。
『水換えの量を1/4や1/5など減らしてみる。』
『テトラペーパーマイナスを利用して下げてみるなどがあります。』
一度、試験液などで、測ってみると良いでしょう。
◆教科書どうりにいかないもの・・・
生き物とはそういうモノだと思います。
水換えをすれば良いのですが、思いもよらぬ要因でミスも発生します。
そのため、
「教科書通りの管理はしていないのに、魚は絶好調です。」
という方には、「とくにやり方を変えなくても良い」とご説明することもあります。
ではでは(^^)