『メダカ』と『アカヒレ』の混泳は可能です。
ぜひ興味があった方はチャレンジしてみてください。
そのなかで、『注意しておくとよいこと』『知っておくと良いこと』などをご説明いたします。
丈夫な2種ですが、いい加減に飼育するのではなく、きちんと準備して管理してあげましょう。
入れ物はどう選ぶ??
水槽でもビオトープでもOKです。
目安として『1匹1ℓの水量』が割り当てられるようにしましょう。
水量が10ℓ入る容器であれば、10匹が目安ですね。
水量が多い方が、水は汚れにくくアクシデントを防いでくれますが、重たくなるデメリットがあります。
自分なりにちょうど良い塩梅を探りましょう。
昔の『タバコ屋さん』的飼育方法とは
現在はイメージとして薄いですが、以前は小さなお店(タバコ屋さんや駄菓子屋さん)のカウンターに金魚鉢が置かれている光景がありました。
フィルターも無い器で、なぜ金魚が元気だったのか・・・
それは日常的に水換えが行われていたからです。
小さく簡単に掃除ができる金魚鉢は、数日もしくは毎日のように水が変えられることで、水質の悪化が防がれていました。
現在は飼育技術の向上と、水槽&フィルターが普及したことで、水換えは月に1~2回という感覚になりました。
↑この感覚で小さな容器で管理するのは危険です。
こまめなお世話が出来ないようならば、フィルターがある水槽にするか、水量にかなりゆとりのある大きな入れ物で、少ない数を飼育すると良いです。
水温の適応範囲の違い
日本に住むメダカに比べると、アカヒレは少し寒さに弱いです。
埼玉県や千葉県ほどの屋外の池において、冬を超えられるアカヒレですが、寒くて死んでしまう個体もいます。
そこから冬を乗り越え春になると、繁殖スイッチが入ります。
徐々に元いたような匹数に増えていくでしょう。
水温のアクシデントを防ぐためには、ヒーターという選択肢も上がってきますね。
何かしら防寒対策を頭に入れておくと良いでしょう。
繁殖できる?
メダカには敵いませんが、アカヒレも自然繁殖をしてしまうほどブリーディングが簡単なお魚です。
草に卵を産み付けるメダカは産卵の確認も容易ですが、アカヒレは『ばらまき型産卵』です。
地面に産み付けられた卵は、とても小さく発見はなかなか難しいでしょう。
やはり卵は大きな個体に食べられてしまうリスクは存在します。
卵を回収するコツとしては、アカヒレのペアが身体を擦りつけるように泳ぐ姿(サケの産卵のようです。)を見かけたら、産卵が行われた目星をつけます。
アミでの回収は難しいので、スポイトを使うと良いでしょう。
小さなライトで光を当てると、透明な卵のシルエットが浮かび、発見しやすくなります。
何事もやってみることですね!
難し混泳ではないので、どうせだったら繁殖目指して飼育してみてはいかがでしょうか?!
ではでは(^^)
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