貝が水槽に入れられる理由は主に・・・

『コケ取り』のためか、

『タナゴの繁殖』のためです。

シンプルに貝が可愛くて飼育する人は、なかなかおりませんね。

期待される役割と特徴を見てみましょう。

 

 

タニシ

タニシ

【役割】コケ取り

 

【特徴】

ガラス面のコケや、水中の植物プランクトンも吸収して食べてくれるためグリーンウォーター対策になる。

がしかし、太陽光が当たるような水槽では、とてもタニシだけでは綺麗にならないのが本当のところです。

最近はメダカの残り餌の掃除屋さんとしての需要も高いです。

卵ではなく、直接稚貝を産んで繁殖します。

金魚との相性は実は悪く、食べられてしまうことが多いので注意しましょう。

 

 

石巻貝(いしまきがい)

石巻貝

【役割】コケ取り

 

【特徴】

ガラス面のコケをよく食べてくれます。

タニシよりも、綺麗にしてくれる能力は高いです。

安価で流通量も多いので助かる存在です。

水槽内では増えません。

 

 

マツカサ貝

マツカサ貝

【役割】タナゴの繁殖

貝に独特の模様が入ります。

アブラボテ、ヤリタナゴ、シロヒレタビラ、カネヒラ等のタナゴ類の産卵母貝として利用されます。

その他のタナゴに試しても産み付けることはあります。

二枚貝の中では、比較的丈夫で流通も安定的、価格も平均的な種です。

この貝しか手に入らない時は、試してみるのも良いでしょう。

 

 

ニセマツカサ貝(ヨコハマシジラ貝)

ニセマツカサ貝(ヨコハマシジラ貝)

【役割】タナゴの繁殖

ヤリタナゴが好む貝です。

マツカサ貝同様に使用出来ます。

タイミングしだいで、こちらが販売していれば代用出来ますね。

 

 

イシ貝

イシ貝

【役割】タナゴの繁殖

一番流通するタイリクバラタナゴとの相性が良い貝です。

流通も安定的で、価格も安めの貝になります。

やはり、産卵が思う良いにいかなけ時は、貝の種類を変えてみるのが1つの方法です。

 

 

カワシンジュ貝

カワシンジュ貝

【役割】タナゴの繁殖

タナゴの産卵母貝として、カラス貝やドブ貝の変わりとして利用されます。

小さな真珠を作ることがあります。

一回り大きなモノが流通してするので、こちらを好んで選ばれる方もいらっしゃいます。

流通量は比べて少なく、価格は上がりますね。

 

 

貝は管理が難しい。

二枚貝は長期飼育が難し生き物です。

はじめは、タナゴが産卵管を出した直後に貝を投入し不要な飼育期間をカットするのも良いでしょう。

屋外でダンベやバスタブのような容器で飼育していると、長期飼育は成功しやすいです。

水量が多いことで、二枚貝の餌となる植物プランクトンが発生しやすく、急激な水温変化も防いでくれる効果があるからです。

不思議な繁殖形態をとる生き物です。

タナゴの繁殖と、二枚貝の飼育と楽しみながらチャレンジすると良いですね。

ではでは(^^)