◆消化不良を疑いましょう
うんちは健康状態を知るバロメーターにもなります。
金魚のうんちが浮かぶ理由で考えられるのが、消化不良です。
何かしら金魚の原因でコンデションが落ちれば、代謝が悪くなり結果うんちと一緒にガスが出るというパターンに。
水温変化や、与えている餌との相性が悪く、うんちが浮いてしまいます。
日頃、見逃してしまうような小さな変化ですが、こういう所に気がつけるようになると、大きなアクシデントになる前段階で防ぐことができるようになります。
病気は”治す”のではなく、”しない”ことが大切です。
↑うんち浮いてました・・・金魚のではありませんが。
◆食糞(しょくふん)します。
金魚は胃を持たないため、消化が下手だと言われます。
一回目の消化吸収では、まだ栄養が残っているため、もう一度うんちを食べることで残りの栄養も摂取しようとしています。
(うんちを食べるので食糞ですね。)
異常行動ではありませんので、ご安心ください。
水槽に残っているうんちはアンモニアを出して水を汚してしまうことには変わりません。
アミを使って取り除くことも有効です。
ただし、
我々には、どれが今から食べる栄養有りうんちで、
どれが栄養なしうんちかはわかりませんw
やるときは全部回収です。
↑最低水温です(メモリー機能)
↑計測時の水温です。
↑最高水温です(メモリー機能)
◆なぜ代謝が落ちたのかも気にしておく
今の季節そうですが、気温の変化が激しい時期にはストレスを受けていることがあります。
池のような水量があれば、水温の変化も緩やかですが、水槽の大きさでは昼間と夜中でひどく変化していることも。
(金魚の1℃は、人の8℃と言われるほど影響を与えます。ご注意を。)
なるべく温度変化の少ないところに水槽を設置したり、専用のヒーターもだいぶ普及してきましたね。
他にも『魚の移動』『水換え』『エサの与え過ぎ』なども原因になります。
数日経過して治らないようであれば、0.3~0.5%の塩分を加えてあげると良いでしょう。
◆エサを見直す・変えてみる
エサのパッケージに書かれた賞味期限は長いのですが、開封したら3ヶ月~半年くらいで使い切りましょう。
古くなると酸化して消化不良の原因となります。
エサのタイプでも消化のしやすさは違います。
人工飼料よりも、冷凍赤虫の方が消化しやすく、症状がひどい場合には一時的にでも変えてみてはいかがでしょうか。
冷凍赤虫は美味しいらしく、金魚の喜び方も違いますw
日頃の観察をしている方なら、リアクションの差を感じるでしょう。
普通の人が見逃す変化に気づけることもセンスです。
経験と知識で研ぎ澄まして行きましょう!!
お魚も喜びますね。
ではでは(^^)
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