トランスルーセント・グラスキャット

【学名】Kryptopterus bicirrhis

言わずと知れたスケスケフィッシュです。

もちろん透明ですから、色味や模様を楽しむことは出来ませんが、骸骨(ガイコツ)というキャラクター、インパクトは大きいですね。

光の当たり具合によっては、深海の発光生物のような七色の反射を見せる事はマニアックな楽しみ方です。

レイアウトコンテストでも再注目!?

また、群れになりやすいというのが、好まれるポイントになります。

野生の姿でもあり、絆・団結力というようなポジティブな印象も持ち合わせるからでしょう。

なんといっても見応えが上がりますよね。

観察していると、その場で止まるホバーリング中も、身体をうねっているのが分かります。

普通の魚って、その場で軽くパタパタってヒレを動かすくらいですよね・・・

確かにトランスルーセントのスケスケの身体には、魚らしい鰾(うきぶくろ)が見当たりません。

思い出してみると、コリドラスやプレコなどナマズの仲間は、水底・ボトムで活動しています。

地面にお腹をくっ付けてますものね。

そいいう一族の中において、『中層を泳ぐ』っというのは奇抜な進化なのかもしれませんね。

飼育や混泳の相性は?

一般的に飼育しやすい熱帯魚です。

【水質】弱酸性〜中性

基本的にカルキ抜きした水道水に適応してくれます。井戸水も地域差がありますが、大まか大丈夫かと。

ポロポロと謎の死を遂げる時は、水質がアルカリ性に強く傾いている事があるので、その時はソイルやPH降下剤などで下げられます。

【水温】20〜28℃

ヒーターは必需品です。夏場の高温が酷い時には、何かしらの対策を!

【エサ】人工餌・冷凍赤虫など

餌への抵抗は低いので、移動後に落ち着けば食べるようになります。

目が良くないので、水面の餌に気がつかないことも…。

【混泳など】

攻撃性は低くく、身体のサイズを合わせれば多くの一般的熱帯魚と飼育できます。

ネオンテトラ、グッピー、プラティ、アカヒレ、コリドラス、グラミー、ヤマトヌマエビなどなど。

口に入ると食べてしまうので、注意しましょう。目が悪いのでヒゲのセンサーが反応するとパクっといってしまいます。

丈夫で飼いやすい!いい魚ですね。

ではでは(^^)

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