黒いポツポツ…らんちうの卵です。
『無事に稚魚が取れているよ』と連絡がありました。
昨年、優秀な成績を残した血を受け継いでいます。
黒色なのは、無事に卵が成長している証拠です。
産みたては透明で、徐々に核分裂して魚になっていきます。
上手く受精していない卵などは、白くなりカビでしまいます。
かなり小さいですが、魚の動きをしています。
お店では、なかなか見れないですね。
時は経過し・・・
成長の違いが見受けられます!
ちょっと大きな個体は、1月末に人工授精で取れた稚魚たちです。
その時の孵化率は悪く、多くは卵の状態から孵化しませんでした。
2月にはいってから同じく取れた卵は、孵化率も良いようですね。
早生まれが有利な世界??
今年生まれた子は『当歳』と呼ばれて、一年間このカテゴリーで競い合います。
1月に生まれても、4月に生まれても、同じ当歳です。
身体が大きいということは、育て方が上手いという評価に繋がります。
早生まれの方が、より時間をかけられるという事ですね。
言うのは簡単。やるのは・・・
やるには技術や知識がいりますね。
早いタイミングで子を取るために、数カ月前かららんちうを眠らせて休ませていました。
冬を体感させていたのですね。
そこから、まだまだ寒さ残るなかヒーターによる加温で産卵を促します。
メスはお腹が膨らみ、オスは頬などに追い星(おいぼし)と呼ばれる白い点々が現れます。
偶然ではなく、計画的に行われているんですね。これも1つのうまさでしょうか。
ここから成長が楽しみです!
ではでは(^^)