九紋龍(くもんりゅう)を文字で表す。

九紋竜の紹介でこんな一文を目にしました・・・

『荒々しい墨の濃淡をかき混ぜて、夕立雲の広がる様子に似て、ここかしこから濃い紅がちらほらのぞく姿で黒雲をまとう竜に見立てて命名されたと伝えられている。』

ほんと、こんな言葉を選べる大人になたいですね。

極端な表現をしたら、『牛柄の可愛い錦鯉』です。笑

同じ魚の紹介とは思えませんが・・・

でも、それだけ魅力的な品種ではあることは確かです。

空でも牛でも、白・黒・灰色が溶け合う配色はとても美しい。

『色』を持たない魚なのに、余るモノがあります。

↑赤白色の魚はドイツ紅白です。

 

 

九紋龍の歴史と特徴

もともと九紋竜は出現当時、和鯉でありました。(鱗が揃っていたんですね)

そそのち、ドイツ鯉ならではの表現(鱗を持たない、異変が起こる)が、より魅力的だったことにより、

現在では、九紋龍とはドイツ鯉だけをさすようになりました。

 

さらに、

九紋龍にドイツ紅白を合わせて紅九紋竜(べにくもんりゅう)が生まれています。

『色』を持って、印象の違う錦鯉です。

 

忘れてはいけないのが『九紋竜』は、水質や環境の変化で黒の模様が変わることがたびたびあるということです。

『松川化け』のドイツ版と見なして差し支えないですね。

気温が下がり始めている今頃は、まさにその時期ですね。

 

 

余計な水温変化には気をつける

今の季節、水温が下がり始めていますから、なにかとトラブルが増えています。

室外でも室内でも同様に注意が必要になります。

エサの消化不良を起こさないように、量の調節や質の変更も意識しておくとよいです。

 

池よりも室内だからと安心することは出来ません。

とくにリビングなど、人がいる時には室温が上がります。(暖房やストーブなどで)

そこから、就寝時間になると温度がすーっと下がっていきます。

短時間での水温変化が毎日のように繰り返されるのは安全ではないと思っておきましょう。

 

解決方法としては、ヒーターの設置です。

夜に下がり過ぎないように、設定しておくとよいでしょう。

 

季節と模様替わりを楽しみながら、鯉の成長を感じましょう。