地面でじっとする金魚を発見・・・これは不調のサインです。
金魚飼育者の多くは、この状態を経験しているのではのでしょうか?!
もしくは、ショップなどでも見掛けたことがあるかもしれません。
残念ながら、これは不調のサインです。
元気で健康な金魚は、地面でじっとしたりしないのです。
病気にかかる直前かもしれませんし、かかっているかもしれません。
では、どのような対処をすれば良いのでしょうか。
1、塩は有効手段!
1リットルに対して3gの食塩を溶かします。
お家にある食塩でかまいません。
量が少なすぎても効かないし、多すぎては死んでしまいます。
私たちの汗がしょっぱいように、金魚の体液も真水ではありません。
浸透圧という効果で、金魚の回復力が上がります。
2、水温変化をおさえる。
金魚は、水温が1℃変わると、私たちの8℃に相当すると言われています。
もし、その日の最低気温と最高気温の差が5℃あるとしたら、
金魚にとっては40℃の温度差を24時間という短期間で味わっているということです。
それ相当のストレスがかかってしまいます。
水槽はなるべく温度変化のおこらない場所に設置しましょう。
もしくはヒーターを設置するのも有効です!
3、エサはあげない??
胃を持たない金魚は、食べ物を消化吸収するのに体力を消費します。
家に持ち帰った当日や翌日はエサを与えないことも選択肢です。
2日目の夕方など、いろいろなところをつつき始めると、お腹が空いているサインです。
少しづつ与えてみましょう。
『何を食べさせるのか?』
人工飼料の場合はごく少なく与えます。
消化の良い『冷凍赤虫』がおすすめです。
こちらも与えすぎには注意です!
『鰓(えら)』にダメージを受けてしまうと難しい。。。
改善方法を紹介しましたが、外部から見えない『鰓』にダメージを受けてしまうと回復は厳しい状態になります。
鰓(えら)の動き方が左右対称にリズムよく動いているのは健康です。
おどろいて逃げたあとは、活発に動かします。
ゆっくり過ごしているときは穏やかに動きます。
これが健康な鰓の動きです。
ほとんど動いていないのに、鰓がよく動いているのは『苦しそう』ですよね。
良くない症状です。
鰓の片方だけしか動かさないのも悪いサインになります。
↑黒い金魚は、片方の鰓が開いていません・・・。
こうなる前に、素早く塩を入れることは行いましょう!
※オキシドール治療というものが存在しますが、慣れていないと難しい治療方です。
4、鰭(ひれ)に見られる不調のサイン
喋らない魚のコンデションを知る手段はいくつかあります。
ここに気をつけて観察していると、病気予防ができます。
鰭(ひれ)はどんな感じでしょうか?
魚は調子を崩すと、鰭をたたみがちになります。
背鰭(せびれ)、尾鰭(おびれ)はとくに分かりやすい。
痙攣したようにピクピクっと動かす仕草も、ちょっと不調サインです。
この時点で、塩分濃度の調整や水質の確認(水換えをさぼらずやったか?)など、超初期治療を行えば病気を未然に防げるようになります。
飼育歴の長い人は自然と身につけている方もおられます。
魚を1匹も殺さない飼育者はおりません。
失敗して学んでいくものです。
ご参考になれば幸いです。
ではでは(^^)