生き物が出す『暑いよサイン』
窓を開けた室内でも水温が30℃を頻繁に越えるようになっていきます。いくら熱帯に住んでいる生き物たちでも弱てきてしまう水温です。
『泳ぎに元気が無い』『食欲低下』は魚・エビ・ウーパールーパーなどに共通する暑がりサインです。
・魚が苦しそうにエラを動かしているのは、暑さで水中の酸素濃度が薄くなっています。
・元気だった水草が溶けたり黒くなってしまうのは、暑さに耐えられなくなったサインです。症状が出た葉は取り除きましょう。
・エビがぜんぜん動かなくなるのは黄色信号。体の一部が変色するのは赤信号です。
暑さの緊急対応策
①部屋ごとクーラーで下げる
キンキンに冷やす必要はありません。28℃設定などにして日中のピークの時間を乗り切りましょう。
②凍ったペットボトル
水槽に浮かべたり、外側にくっつけるように置くのも効果があります。急激に水温が下がらないように注意しますしょう。ちなみに氷は多少カルキが残っている場合があります。繰り返し利用できる点も含めてペットボトルが便利です。
③水換えを行う
温度の高い夏場は水も汚れやすいので一石二鳥となります。
水温計を設置して感覚を知りましょう。
実際に室内の水槽は何度まで上がってしまうのか?500mlの凍ったペットボトルを5分入れると何度下がってしまうのか?など把握できるとコントロールが上手くいきます。水温計は必須です。
水温が下がれば良いというのは危険
水温を下げすぎると、リバウンドで温度差が起こります。水温の上下変化が著しいと病気の原因となるため気をつけましょう。
1日で夏から冬になっていたら身体がおかしくなってしまいます。
長期的に見て『専用ファン』を1つもっておくと安心できます。ファンを付けても30℃を切らない時は、今回紹介した方法でさらに温度を下げることもできます。