寄生虫の正体と特徴とは
ポリプテルスの仲間や近縁のアミメウナギのみ寄生する、
マクロギロダクチルスという単生類がいます。
小さくて半透明なシャクトリムシのような生物で、
ムーミンに出てくるニョロニョロみたいです。
↑ほぼ見えない。数が増えてしまうと目立ってきます。
目視しづらく発見が遅れると増殖します。
頭の上が見つけやすいですが、
ヒレや腹の下などにも現れます。
見逃さないように!
ポリプテルス&アミメウナギ飼育者ならば通る道です。
早期発見、早期治療で完治させましょう!
日本や東南アジアなどのブリード個体よりも
ワイルドの採集個体から出やすい病気です。
(どちらも可能性はあります。)
お店での購入時は注意して観察しましょう。
「いつ入荷したか?」
「ワイルド個体なのか?」
など店員さんに相談するのも良いです。
注意するのは入荷初期です。
菌を持っていればニョロニョロがいます。
2週間経過して無事なら
持っていないと判断します。
古代魚は薬品に弱い
アロワナやポリプテルス、プロトプテルス(肺魚)など
古代魚と呼ばれるカテゴリーの魚たちは一貫して
薬には弱いです。
同じくナマズの仲間も薬は苦手です。
各魚病薬の説明書にも記載されています。
リスクもありますが、
放っておいても治りません。
治療には『グリーンFゴールド顆粒』を使用します。
このケースでは
いつもこちらを使用しています。
古代魚は薬に弱いので規定量の半分を使用します。
そのため水と薬の調整を毎回しています。
治療回数を重ねるごとに
自分の自信がある治し方が出てきます。
1つの参考にしてください。
絶対に治るものではありません。
水量の測り方をしっておくと便利
水槽の『横×奥行×1cm』をすると
この水槽に何リットル水を入れると、
1cm水位が上がるのかが分かります。
ウチの飼育水槽を例として・・・
さっそく、
60×45×1cm=2700です。
そこから
÷1000をすると単位を『ℓ』にできます。
つまり、『1cmは2.7ℓ』ということがわかりました。
この水槽の水位(高さ)は23cmあります。
2.7×23=62.1
水量は『62ℓ』ということが分かりました。
つづく。
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◆ポリプテルス・ローウェイに寄生虫が・・・
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