魚の病院はありませんし、全てが教科書には載っていない
- 魚の種類と状態
- 飼育環境
- 何か変わったことはあったか?
- 治療前の観察
- 治療のスタートへ
全長15cm程ある大きな琉金。鼻先に赤い潰瘍のような部位が見られ、ウンチが赤く血が混ざっているように見られた。
飼育環境
約800ℓのオーバーフロー水槽で管理中でしたが、異変に気付きしだい隔離しました。水温は26℃、塩分は0.3%です。餌は1日1回適量を与えていました。冷凍赤虫と人工フードです。
何か変わった事はなかったか?
何か環境が変わる事で生体に異変が起こる事は多い。
この琉金も入荷してから間もなかった。やはり移動は体力を消耗し病気の引き金となる事が多い。大きな身体は体力を持つので良い点だが、排泄量などが多いため小さな袋の中を汚しやすいのが悪い点だ。魚の呼吸もアンモニアの原因となる。
治療前の観察
観察は今後におおいに役立ちます。あまり経験はしたくないが無駄にしないようにしたい。
『地面でじっとしている。』『近寄っても餌を欲しがらない』などの行動が観られました。調子が良くない時によく見られるサインです。ただし、餌に気がつくと食べてくれるのはまだ治る可能性が有ります。これが食べる気もない様だと更に困難な状態だと考えます。
治療のスタートへ
早期治療は鉄則になります。状態をクズしてから半日で落ちてしまう事は少なくありません。
鼻先の穴あき病症状と、血便は内臓からの出血が考えられ細菌性の治療を判断しました。同時に起こるのは私はあまり経験したことがありません。状態を見ながら薬を選びますが数日の経過観察を行いながら成果が出ているか判断しようと思います。
『グリーンFゴールデン顆粒』を選びました。塩分は0.3%です。
粉薬は量が計りにくいですよね。今回は2gの袋が適量になるように飼育水を減らしました。これで多少の節約にもなります。治療にお金と時間がかかってしまうのが現実です。
投げ込み式フィルターはリニューアルの際に余ったモノを使いました。マットは不要なので入れてません。敷いてあるソイルが薬を吸着するため不向きですが、わずかに薬が濃くなる水量に微調整して強行しました。
時間に追われてしまいました。_| ̄|○
覚悟して様子を見ます。
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