お魚は喋らない。
「どこが痛い」「何が悪い」と言わないからこちらが組み取ってやる。
いつもとちがう『違和感』を感じ取る。

いつもより元気無く見えるのは、
ヒレをたたんでいるからだ。

いつもより調子悪く見えるのは、
泳ぐ事が困難な状態なのだ。

いつもより苦しそうに見えるのは、
エラを過剰に動かさなければならない状態になってしまったのだ。


⬆︎写真 水槽イメージ
違和感には原因があり、魚が発するサインなのだ。飼育管理者は経験を積み重ねることで、いち早く対処し、おおごとになる前に鎮静できるようになる。

いつものつくり方は、日頃の観察でしかない。
少し大げさに聞こえるかもしれないが、こうやってブログから情報を拾っていける人は観察からも情報を拾えるようになる。
いつも、餌に1番に飛びつく子が寄ってこないのは違和感だ。
いつも、流木の陰に隠れている子が、餌も無いのに目立つ所に居るのは違和感だ。
いつも、透明な水に濁りを感じるのは違和感だ。
違和感は病気の前兆でもある。早期に「水換え」や「塩」を入れるだけで食い止める事が出来る。
病気は早期治療はもちろんだが、
病気にしない管理がベストになる。

ある日の朝はこんな感じだ…

私「おは、今日の調子はどうよ?」
魚「まぁまぁ元気だよ。お腹が空いた」
私「はい、すぐあげます。」
魚「足りないよ!」
私「嘘つけ、お腹がぷっくり膨らんでるじゃん」
魚「そうかなぁ、まぁまた後でちょーだい。」
自分から心を開く事がコミニケーションだ。
気が付けば、無口な彼等とも会話が成立する。


⬆︎写真 海外アクアリウム