◆ポリプテルス・デルヘッジィが齧られたら。

「ポリプテルスの稚魚を混泳していたら齧られてしまった」

「ヒレが治るのか心配

人気の古代魚であるポリプテルスは、¥1000以下でも手に入る人気の品種です。とても丈夫で寿命も長いお魚ですが、幼い時は『噛みつき』トラブルはよく起こります。

すぐに行動すれは、回復するので取り返しがつかなくなる前に対応してあげます。

 

 

 

◆齧られるトラブルは多い

ポリプテルス同士の混泳は可能ですが、齧らトラブルが起こると話は変わります。10cmにもみたないような幼い個体から20cm程まで成長した個体でも起こるトラブルです。

眼があまり良くないため、ケンカで噛み付いているよりも、感覚で餌と勘違いして起こります。まだ同程度の体格であれば軽症で済みますが、体格差がある個体に噛まれると致命傷になるので、混泳の組み合わせには注意が必要です。

同じ大きさで合わせていても、個体数が少ないと強い個体に弱い個体が何度も噛まれると衰弱してしまうので、その時は速やかに移動します。

 

 

◆治療は移動か隔離

噛まれたヒレはキズが深くない場合はほぼ完治します。しかし同じ水槽では繰り返し噛まれることが多いのでセパレーターで仕切るか、別の水槽に移動するなどレスキューする必要があります。

古代魚は魚病薬にも弱いため、0.3%の塩分濃度調整のみで済ませます。治療に使える小型水槽があると便利です。セパレーターで現在の水槽を仕切る時には、水流が淀まないように注意します。

隔離ケースの場合はなるべく大きな物を選びます。傷の回復から少しでも身体つきを大きくしたいので治療期間が1週間以上と長期的になる事もあります。ゆとりある大きさが良いです。

 

◆ポリプテルスの落とし穴は多い

水質や水温の変化には強いポリプテルスですが、今回のような『齧られトラブル』や『飛び出し』と言ったアクシデント系の事故が多いので、その辺りを意識しておくと失敗は減ります。

またアロワナなど混泳も可能ですが、そのような他種とも『齧る』『齧られる』という事が起こります。

なるべく体格差をなくし、日頃から観察するようにします。そして避難場所を確保しておくと心強いです。

生き物ですから変化が日常ですね。

ではでは(^^)