◆アクアリウムで塩分濃度調整をするために、はじめて行う人に必要な物リスト。病気治療や調子が悪いを改善する。

 

 

◆お魚に入れる『塩』が効果あり

 

魚に元気がない時や、病気の症状が見られる時に利用したいのが『塩分濃度調整』というものです。

水槽に塩を入れる事で魚を回復させる効果があります。用法容量を守って、上手に使いましょう。

 

 

◆塩分濃度調整とは…

0.3%~0.5%の塩分調整を行うと魚の自己回復力が大幅に上がります。水族館やペットショップでは常識ですが、まだまだ認知度は低いですね。入れる『塩の量』 が大事です。少々ではなく正確に必要な量を入れます。

ただし、水草は塩分を苦手とするので、バケツに移してしまうなどします。

※塩にカルキ抜き効果はありません。

 

 

 

 

◆水槽の大きさ別『塩』の選び方

 

【9ℓ以下の小型水槽】

 

◆塩で元気ミニタブレット

 

こちらは500㎖に1粒入れて使用するタイプです。小型水槽ではとても使いやすいです。水換えを行った時は、新し水の分の塩分を追加することで効果が持続します。

魚が元気になったので、濃度調整をやめたい時は、水換え時に塩分を足さずに徐々に薄めていきます。

 

 

 

【60ℓ以下水槽のお勧め塩3選】

 

◆塩で元気

 

 

 

専用の計量カップ付きなので、微調整も可能です。

使用量の目安
水槽サイズ 水容量 一般的な使用量 体調が優れないお魚には
小型水槽 約20リットル カップに1杯 カップに1.5~2杯
60cm水槽 約60リットル カップに3杯 カップに4.5~6杯

 

 

◆塩タブレット

 

 

こちらは、10ℓに対して1粒入れるタイプです。水量のキリが良い場合は使いやすいですが、微調整は少ししづらいです。

●水道水10Lに対して1タブレット(約9g)の割合で使用します。

水槽の大きさ 使用量の目安
S水槽(約12L) 1タブレット
M水槽(約18L) 1~2タブレット
L水槽(約23L) 2タブレット
45cm水槽(約35L) 3タブレット
60cm水槽(約55L) 5タブレット

 

 

 

◆金魚の天然珠塩

 

こちらも計量スプーンが付属なので、微調整が可能です。魚のコンデションを上げるのならば0.3%まで刻するのがお勧めです。0.05%よりも効果を実感します。熱帯魚では0.5%は濃すぎるケースがあるのでご注意を。

 

●使用量の目安

飼育容器(容量) 濃度0.05%の場合 濃度0.5%の場合
30cm水槽(約12L) 6g 60g
45cm水槽(約35L) 17.5g 175g
60cm水槽(約55L) 27.5g 275g

※上記の水量は目安です。飼育容器の形状や、材料の厚さによって異なります。

 

 

 

【大型水槽&池では】

 

◆食塩(しょくえん)

実は、私たちの食卓で使う『食塩』でも問題ありあせん。大型水槽や池などで塩分濃度調整を行う場合は、コスト的にこちらが良いです。しっかりと『水量ℓを調べ、何gで何%になるのか?』を把握しなければなりません。容量を間違わないようにご利用下さい。

ちなみに・・・

1ℓに対して3gで0.3%

1ℓに対して5gで0.5%

となります。

 

計量には100円ショップなどで、使いやすい計量スプーンや計量カップなどを調達すると良いですね。

 

 

 

◆人工海水は使いません

アクアリウム専用の塩として、人工海水を作るタイプがあります。こちらは治療には使用しません。高価ですし海水を再現する成分は治療には向きませんのでご注意下さい。

 

 

 

 

◆塩分濃度を計測する方法とは

塩分調整を行っていると、「現在の塩分濃度が分からなくなった・・・」という問題が起こります。水槽の水を全水換えを行えば0%になりますが、生体への負担を考えるとリスクがあります。また0.3%から0.5%へ上げたい時など計測アイテムを持っていると重宝します。

 

◆ソルトマスター

価格:約1500円

飼育水を容器に入れると、針で教えてくれます。汽水(海と川の混ざる水域)も作ることができます。計測針に気泡がつくと上に傾いてしまうので、注意します。

 

 

◆塩分濃度計

お味噌汁などの塩分を計測するものですが、0.3も0.5も計測できます。スピーディーに把握することができるので、私はこちらを使用しています。

 

 

 

◆飼育環境の向上にちょい足しする?!

 

 

水質を改善安定してくれているのは、バクテリアです。はじめは少なく水質が不安定ですが、徐々に増えていくとアンモニアなどの毒素の分解もスムーズになり水質が向上安定していきます。そこで定期的にバクテリアを添加してしまうことでより生体が住みやすい環境にしてしまうとうのが『PSB=ピーエスビー』という商品です。

水換えの時のカルキ抜きとしても使用できるので、アクアリウム初心者にも心強いアイテムの1つです。

 

 

 

◆サーモスタットヒーターは環境改善に繋がる

 

 

水槽にヒーターはご利用でしょうか?オートヒーターではなく、サーモスタット(コントローラー)付きで、水温をコントロールできるものが必要です。

 

白点病は28℃に水温を上げると、熱で白点菌を殺菌することができます。実は薬も使わずに治すことができるんですね。ただし初期段階に効果的な方法です。白い粒が5つ以上見つかる場合には、このあと紹介する『塩』や『魚病薬』と同時に使用するとさらに完治させやすくなります。

◆ヒーターは水量に合ったモノを。

ヒーターは水量が多くなるほどパワーが必要となり高価になります。しかし数百円の差なのでお持ちの水槽よりもワンサイズ大きなものを設置するのがお勧めです。部屋の温度が低すぎると、夜間や明け方に設定温度を下回ってしまい、治療がうまく進まないことがあります。

 

 

【水量が約60ℓ以下にお勧めのヒーターはこちら】

 

※クリックすると商品販売詳細へ繋がります。

 

 

【水量が約40ℓ以下にお勧めのヒーターはこちら】

 

 

【水量約20ℓ以下にお勧めのヒーターはこちら】

 

 

自然の池や湖とは違い、おウチの水槽では水温の上下変化というのは激しく生体はストレスを受けてしまいます。ヒーターを導入し、一定の水温に保つことは飼育環境の改善効果もあります。

 

 

 

 

◆白点病を治療するために揃えるものリスト必要な薬はどれ?一式揃えるには。熱帯魚も金魚もメダカも治療できる。