◆白点病を治療するために揃えるものリスト必要な薬はどれ?一式揃えるには。

 

◆白点病気は風邪のようなもの

身体に白い粒々が付着する『白点病』は、水温の急な変化や、ストレスにより引き起こされます。放置すると死亡率も高い病気です。

 

しかし、早期発見早期治療を行えば怖い病気でもありません。罹りやすい病気でもあるので、治し方を覚えてしまいましょう。

 

◆治療に必要な4つの道具とは

1.サーモスタット ヒーター

2.塩

3.魚病薬

4.水温計

です。選び方とご説明を添えて、ご紹介いたします。

 

 

 

◆サーモスタットヒーター

 

水槽にヒーターはご利用でしょうか?オートヒーターではなく、サーモスタット(コントローラー)付きで、水温をコントロールできるものが必要です。

 

白点病は28℃に水温を上げると、白点菌から魚を守る効果があります。実は薬も使わずに治すことができるんですね。ただし初期段階に効果的な方法です。白い粒が5つ以上見つかる場合には、このあと紹介する『塩』や『魚病薬』と同時に使用するとさらに完治させやすくなります。

 

◆ヒーターは水量に合ったモノを。

ヒーターは水量が多くなるほどパワーが必要となり高価になります。しかし数百円の差なのでお持ちの水槽よりもワンサイズ大きなものを設置するのがお勧めです。部屋の温度が低すぎると、夜間や明け方に設定温度を下回ってしまい、治療がうまく進まないことがあります。

 

 

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◆お魚に入れる『塩』が効果あり

 

0.3%~0.5%の塩分調整を行うと魚の自己回復力が大幅に上がります。水族館やペットショップでは常識ですが、まだまだ認知度は低いですね。入れる『塩の量』 が大事です。少々ではなく正確に必要な量を入れます。

ただし、水草は塩分を苦手とするので、バケツに移してしまうなどします。

 

 

 

◆白点病に効く『魚病薬』の選び方とは

 

◆メチレンブルー水溶液

 

白点病にはメチレンブルーが効くのが有名です。水槽が青く染まり病原菌にも色素が張り付くことで殺菌させる効果があります。手や服に着くと大変なので飛び跳ねなどに注意しましょう。

安く大容量ですが、若干使用料がわかりづらいという点があります。慣れてしまえばこんなものかとなりますが、小型水槽などには少し使いづらいです。逆に大きな池などに使われるのはメチレンブルー系魚病薬が安価で重宝します。

 

 

◆アグテン

 

アグテンは 『マラカイトグリーン』が主成分の魚病薬で、メチレンブルー同様に白点病に効果が高いです。こちらは100ℓに10㎖が適量となっており分かりやすく使用できます。

水量約60ℓならば6㎖ 、30ℓならば3㎖ という具合です。

フタが計量カップになっているので、目安に使います。キャップ1杯10㎖、半分が5㎖と細かな計量はできませんが、これでもメチレンブルーよりは使いやすいでしょう。価格は高価というよりは、全体の魚病薬の中で、メチレンブルーが安いと認識しておくと良いでしょう。

 

 

 

◆すでに持ってますか?『水温計』

水温の把握は、魚を健康に管理するうえで必要です。白点病治療においても重要かつ、スムーズな治療を行う上では必要不可欠です。夜間や明け方に水温が下がりますし、激しい水温上下は白点病をはじめとする病気の原因ともなります。しっかりと把握しておきましょう。

 

こちらの水温計は少し高価ですが、1つ持っておけば良いものなのでお勧めです。メモリー機能というのがついており、最低と最高水温を記録してくてます。これで水温の誤差を認識し管理に役立てることができます。

 

 

 

◆塩分濃度を測れるソルトマスター

こちらは補足的にご紹介です。塩は一度入れれば、基本的に濃度は変わりません。水槽の水が蒸発した分濃くなりますが、大きく変わるのは水換えを行う時です。そして現在の塩分濃度を見失ってしまったときは水を丸換えを行うか、計測する器材があります。

 

 

 

このような道具があれば、治療に専念し完治させる可能性が高くなります。同時に『なぜ白点病になってしまったのか?』を把握し、今後の飼育に役立てると良いでしょう。