◆いきなり金魚の仲が悪くなる理由とは。しつこい追尾のケンカも繁殖モードが原因??産卵狙っていないけど・・・

 

基本的にケンカの少ない金魚ですが、時折相手をロスさせてしまうほどの戦いをする事があります。

それは『繁殖モード』かもしれません。ある条件が整うとスイッチが入り、子孫を残すために必至になってしまいます。

その条件や解決法をご紹介します。

 

 

 

 

◆繁殖モードのスイッチとは?!

ズバリ温度変化です。

金魚の先祖は鮒(ふな)であり、冬をこえ春を感じ取ると産卵シーズンに入ります。その基準となるのが水温です。およそ18℃を超えると繁殖モードに入ります。

 

この時、冬場でもヒーターで加温をしていると、セオリー通りとはいきません。繁殖を狙う方は冬にしっかりと冷やす期間がポイントとなります。

 

 

◆とくに冷やして無いのに産卵モード?

もう一つ、『繁殖スイッチ』を押す可能性があるのは、『水換え』です。水温が急激に変化すると魚の代謝が上がり、産卵へと促されるパターンがあります。

同様に、金魚を購入してお家の水槽に移した後に『繁殖スイッチ』が入るのも、水温変化が起こるからです。

 

 

 

 

◆繁殖行動の問題とは?

産卵モードに入った時の問題は、『オスメス共に準備が整っているか?』という点です。

特に卵の準備が出来ていないメスを、オスがしつこく追いかけ回す事で、メスが力尽きてしまいます。

ちょっとした、水換え後などでは、すぐに産卵モードがおさまる事もありますが、不確定なので、場合によっては水槽に手を入れる必要が出てきます。

 

 

◆【写真で説明】金魚のオス♂とメス♀の判断。簡単な見分け方から、白点病との見分け方まで5パターンご紹介します。

 

 

 

◆しつこい追尾の対応策とは

しつこい追尾行動は、なかなかおさまらないことがあります。

水槽が大きかったり、魚の数が多く入っていると、しつこい追尾行動も分散され、気がつくとおさまっている事も多いですが、全てがそうとも限りません。

セパレーターでの隔離や、他のケースに移動するなど、対応策を考慮すると良いでしょう。

 

 

金魚の世界も大変なんです。

ではでは(^^)