ざっと40種程がリリースされており、多すぎて選べないと・・・。

そこで、比較的管理しやすく人気のある水草をご紹介いたします。

 

前景から中景、後景と高さの違いを利用してレイアウトを作っていくと立体感が生まれます。

葉っぱは1枚1枚見比べるよりも、ちょっと引きで見ることで、その色、形、特徴のようなイメージを掴むことができます。

今回リストアップした水草を取っ掛りに、気になる水草と比べてみても良いですし、実際に育ててみることで自分の中の基準ができていきます。

初めは高価な印象もありますが、慣れてくると価値相応だなと納得することも多いですよ。

 


◆ストロギネ・レペンス

【学名】Staurogyne repens

【水質】弱酸性~弱アルカリ性

【水温】20~28度

【高さ】前景〜中景

前景草なのですが、残念ながら芝生のように広がるタイプの草ではありません。

成長は遅めで、こんもりしてきます。

ボリュームが出てきたら間引くようにトリミング(切り整える)を行い、切り取った茎葉はまた植え直せば成長します。

切った葉を土に差して戻すので、通称『差し戻し』と呼ばれる増やし方になります。

自力で横に展開していきましょーかww

 


ハイグロフィラ ピンナティフィダ

【学名】Hygrophila pinnatifida

【水温】20~27度

【水質】弱酸性~弱アルカリ性

【高さ】中景~後景

こちらも比較的育てやすい水草です。

石や流木に活着します。(コケやシダ植物以外では珍しいタイプです。)

もちろん地面に植えてもOKです!

ノコギリ状の葉もインパクトがあり目立つ存在です。

条件によっては葉の色が緑だったり赤だったりと個性的に育ち、差し戻しでも増やせますが、自らランナーと呼ばれる新芽を横に伸ばして増えていきます。

絨毯のような密度はありませんが、石や流木に絡みつくように成長していく姿は見ごたえがあります。

 

 

◆ニューラージパール

【学名】Micanthemum sp.

【水質】弱酸性~中性

【水温】20~28度

【高さ】前景

一本ずつ植えるのは大変なので、土台のゼリーごと、ブロック状態でカットして植えて使います。

この植え方も、このシリーズではお馴染みの方法になっています。

前景草は管理が難しい種が多いですが、このニューラージはCo2の添加が無い水槽でも育つ可能性のある水草になります。

「簡単か?」と言われると、疑問もありますが二酸化炭素はまだ手が出せないというアクアリストの希望の前景草になっています。

意識して水換えを増やすと調子が良くなります。


◆ポゴステモンヘルフェリー

【学名】Pogostemon helferi

【水温】20~28度

【水質】中性~弱アルカリ性

【高さ】前景〜中景

ソイルではなく砂・砂利系を使うと相性が良い水草です。

水に溶け込む硬度というものを必要としているので、単純に石を入れる、水換えを行うと育成条件が合ってきます。

こちらも残念ながら、芝生タイプではなく”こんもりタイプ”です。

この独特の葉っぱから人気があります。

水道水にはCo2が含まれているため、水換えを意識して増やすと、より上手く育ちます。

 

 

◆クリプトコリネ・ウェンディー ゲッコウ

【学名】Cryptocoryne wendtii (green gecko)

【水質】弱酸性~中性

【水温】20~28度

【高さ】中景

ロゼット型と呼ばれる水草で、簡単にイメージするならキャベツのように葉が生えています。

外葉は古く、中央から新芽が出てきます。

傷んできた外葉はトリミングすると、新芽に栄養がいきやすくなりますよ。

ストロギネやピナティフィダ、ニューラージ、ポゴステモンは『有茎草(ゆうけいそう)』タイプなので、また違った雰囲気の水草になりますね。

 

急激な温度変化・水質変化を与えると、葉を枯れしてしまいますが、根っこは生きており新たに新芽を出し始めます。

 

 

ハイグロポリスペルマ・シアメンシス 53B

【学名】Hygrophila corymbosa Siamensis 53B

【水質】弱酸性~中性

【水温】20~28度

【高さ】中景~後景

丈夫な水草で入門にもお勧めです。

基本的な有茎草の形なので、ピンセットでの植え込み、トリミングによるカット、差し戻し、などなど一通りの工程を行えます。

水草ってこうやって管理していくのかと、体感する意味でも入門種です。

微妙に透明感を増していく水中葉(すいちゅうよう)を見比べられたり、下の方の葉から枯れていく様子で古い水上葉(すいじょうば)だったのだなと経験します。

気づけることが多くある水草ですね。

 

入手方法はどうする?!

カップ販売されているため、管理状態に波があります。

近くに販売店があり、直接購入できる方は、枯れていないかチェックして購入しましょう。

在庫していない種類は、取り寄せられるかもしれませんね。

今回検索してみましたが、大半通販でも入手可能でした。

送料が気になりますが、いくつかまとめて購入する場合には良いですね。

悪い状態では送ってこないので、アクシデントがなければ良い状態で送られてくるはずです。

(ボリュームは波がありそうですが・・・)

しっかりとこの機会に、ピンセットとハサミを用意して、水草レイアウトにチャレンジしてみてはいかがでしょうが?!

けして敷居の高いものではありませんよ。

ではでは(^^)

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