金魚の塩浴(塩分濃度調整)やり方。塩の量や動かなくなる理由とは?
塩浴(塩分濃度調整)は知っておいて損はない飼育技術です。
『えっ塩を入れるの?』と普通は驚きます。しかし金魚を飼っている方は塩浴をするだけで失敗がグッと減ります。
薬とは異なり金魚の代謝を上げるものです。
具体的な疑問点をご紹介致します。
◆塩浴のやり方
塩浴は水槽に直接塩を入れるパターンと、別水槽やバケツへ移して塩を入れるパターンがあります。飼育水槽全体へ行う方が多いです。
短期的に数時間行うものではなく、数週間行うのが一般的な方法です。金魚のコンディションも上がるので数ヶ月継続しても問題はありません。
感覚的に『塩』を水槽へ入れる事に違和感を覚える方もいらっしゃいますが、塩浴(塩分濃度調整)の信頼度は高く水族館や養魚場など専門的な環境でも使われております。
◆塩浴の量とは
塩の量の目安は金魚の場合は0.3%が目安になりますが、いきなり言われても分かりません。
ペットショップ(魚)やホームセンターでも、『10リットルに1粒入れるタイプ』や、軽量スプーン付きなど、使いやすい塩が手に入ります。
ちなみに0.3%にするには、1リットルに対して3gの塩を入れます。30リットル水槽へは90gも入れる事になります。
→0.1%ならば1リットルに1gなので、30リットル水槽では『30g』入れます。
→0.5%ならば1リットルに5gなので、30リットル水槽なら『150g』入れます。
普通に塩味が付くほど入れるので、初見の方は驚く量かもしれません。これは人の『汗』がショパイように、金魚の体内の塩分濃度へ合わせているからです。
※目分量で入れる事はお勧めしません。少々では効かず、多いと濃くて死んでしまいます。また『今何%なのか?』分からなくなってしまうのも、不便な状況です。
◆金魚が動かなくなる?
塩浴中に泳がなくなってしまう個体がいます。とくに『塩』を使い慣れていない方は心配になってしまいます。
しかし、もともと調子が悪くて行うとのが塩浴なので、金魚が地面や水面付近で動なくなることは珍しくありません。
塩を入れた途端に『シャキッ』と元気になるのではなく、ジワジワ元気になっていきます。
あらためて『塩の量』などが「濃すぎたのではないか…」と心配しがちですが、多少入れすぎたらぐらいでしたら、金魚はへっちゃらです。
徐々に動けるようになっていきますので、安静に過ごさせてあげましょう。下手に水換えをおこなた
このように『金魚が動かない』状態は『不調のサイン』という事を経験値にしておくのも大切です。
大事に飼ってあげましょう。
パート②へ続きます。
ではでは(^^)