金魚が暴れるように泳ぐ?奇行の原因や対処方法とは。

金魚が突然もしくは継続的に『暴れるように泳ぐ』事があります。または『激しいケンカ』に見える方もいるでしょう。

何が原因で、どうすればよいのか?

もしもそうなってしまった時にはどの様な対処が有るのかご紹介致します。

 

 

 

◆『暴れるのは』良くないサイン

暴れるの表現にはいくつかのパターンがありますが、どれも良いものではありません。

まずは、一瞬身体を擦る様に『暴れたのを見た』というパターンは、飼育環境にストレスがあるサインです。

発見した数日後に白点病が現れたりします。『暴れているように身体を擦る』回数が多いほど状況は悪いです。

 

 

 

◆対処方法は、飼育環境の改善です

水換えを1/31/2行ない、0.3%の塩分濃度調整を行うと改善が見られます。

「水換えをサボってしまった

「エサを与えすぎてしまった

「過密飼育している

と言った心当たりがある方は、飼育管理を見直しましょう。『身体を擦っている』事に気が付ける観察力は素晴らしいので、飼育歴があがるにつれて失敗も減っていくでしょう。

 

 

 

◆最後の『暴れる』

このパターンは悲しいですが、瀕死(ひんし)の一歩手前です。きっと暴れる前から『元気がない』『様子がおかしい』といった様子がうかがえた末に、苦しくて暴れています。

状況は悪く、速やかに水換えを行ない、0.3%の塩分濃度調整を行いますが、厳しい状態です。

外見に病変が見られなければ、エラに菌が入って悪さをしたのが原因として考えられます。先ほどご紹介した飼育管理をチェックして今後の飼育に生かしましょう。

 

 

 

◆繁殖スイッチ

こちらも『暴れる』と表現されますが、繁殖スイッチが入ったオスが激しく追い回しているパターンです。

普段は温厚で群れで活動する金魚ですが、産卵期は別です。しつこく追い回すため、弱った個体が死んでしまう事もあります。

水温変化(春と勘違いする)で、繁殖スイッチは入りやすいため、温度差の激しい水換えは注意します。

対策としては、数時間でスイッチが切れる事もありますが、場合によります。半日や翌日など本当にしつこい場合には一時隔離するのがお勧めです。

 

 

観察していて、上下左右を失ったように暴れて泳ぎ続ける場合は滅多にありませんが瀕死(ひんし)の一歩手前かもしれません。

『なぜ、そうなってしまったのか?』を今後の反省ポイントとして学び、繰り返さないように気を付けましょう。

失敗をしない人はおりません。

ではでは(^^)