そのヒーターでちゃんと温まっているのか?

ある水槽で、なかなか白点病の治療が進まず、水温設定を30℃へ上げました。

本来は28℃で治療効果はあるのですが、夜間から明け方にかけて上がり切っていないのがもしれません。異変を感じたら再チェックです。

このように、上手く水温がコントロールされていない水槽は、ちょこちょこご相談を受けます。

ヒーターの設置に問題がない場合には、パワー不足や水温計の故障も確認しましょう。

 

 

 

 

◆やっぱり水流は大事

水流がうまく回っていない場所へ設定すると、ヒーターの周りのみに熱が溜まり、水槽全体が温まらない現象が起こります。

この予防のためには、まず水温計とヒーターを水槽の端と端の様に離れた場所に設置します。これでヒーター本体から離れた場所の水温を把握できます。

フィルターの周りなど、しっかりと水流が動いている場所を選びセッティングしてあげます。あとから水草や流木で水の流れを遮らない様に注意しましょう。

 

 

 

 

◆夜から明け方に下がる

ヒーターの基本性能は『+10℃水温を上げる』事です。なので10℃の室温のでは、20℃までしか上げられません。

そのため『少し大きなパワーのヒーター』をお勧めする機会が多く、お値段も数百円しか変わらない場合が多いです。

更に、メモリー機能付きの水温計を持っておくと最低温度を計測してデータを残してくれるので、少し高価ですが、持っておくと心強いアイテムになります。

 

 

 

 

◆故障じゃなくてもズレる水温計

水温計はパッケージをよく読むと、『±2℃ズレる事があります』など、誤差が生じる注意喚起が記載されています。

その事を頭に入れておくと、必要以上に焦る必要はありません。金魚も2℃程のズレは日常で問題が無い誤差です。

明らかに水温に異変を感じる際には、器材のセッティングに問題があるが無いかを確認します。

その後、ヒーターの故障なのか水温計の故障なのかを確認する事がポイントですね。

ではでは(^^)