調子が良い時はデータをメモしておく【金魚】
金魚飼育をしていると調子がガラッと悪くなる事があります。あわてて水質や水温を計って整えた経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし「なかなか調子が元に戻らない」「以前の方がよく産卵していたのに…」など悩んでしまう事があります。
そんな時に役立つのは『調子が良かった時の飼育環境』です。多くのアクアリストは問題が起こってから飼育データを見直します。もしくは飼育スタートした頃です。
飼育に慣れてきて、お魚のコンディションが良いと細かく水質を測る事や、日々の水温変化を追うことをやめてしまいまいがちです。
スマホのメモ機能や1冊ノートを揃えて飼育情報をメモしておくと、後々とても役立ちます。
◆抑えておきたい情報
『水質=ph』
水質は『アンモニア』や『亜硝酸』『硬度』などさまざまな計測が可能ですが、まず押さえておくと良いのは『水質=ph』です。透明で状態の分からない『水』を知るために第一歩として計測しておきます。
『水温』
季節や朝晩でも気温変化の影響を受けて上下します。水温計を設置しておき1日で10℃以上の変化が生まれてしまう時は対象します。お魚は水温によって動きが変わりますので調子が良い温度を知っておくことは大切です。
『塩分濃度調整』
0.3%が基準ですが、薄まってきた時に体調を崩す個体が現れるパターンがあります。元気がないときにには0.5%にあげるなどデータを取っておくと役立ちます。
『エサ』
エサは種類が豊富で定期的に買い換えるため記憶が曖昧になりがちです。「あのエサの方が汚れづらかった・・・」「あっちのエサを使っていた時の方がお魚が元気だった・・・」と書いておくとリピート購入したり、そこのメーカーを選ぶ、または避けるなど好みが出てきます。
◆自分の正解を知っておく
お魚の調子が良かった環境は、いわば『答え』のような物です。日本の水道水は金魚や熱帯魚の飼育に適していると言われますが、それでも地域によって水道水の質は異なり、井戸水となれば尚更地域差があります。
教科書通りに飼育をしていても、上手くいかない時はあります。そんな時に『自分の飼育方法』の答え合わせが出来るほど心強い事はありません。
神経質になる必要はなく、楽しみながらノートを作ってみると思っている以上に自分の力になります。
ではでは(^^)