◆梅雨時は病気が増える?水温が上がってくると気をつけたい病気とは【金魚】
「梅雨時は金魚が病気になりやすい…」
「なんだか元気がないように見える…」
じめじめした季節は風にのって病気がやってくる、起こりやすいという話しも耳に入ってきます。とくに屋外飼育の方は気になるところです。
そこで、夏場へ向けての梅雨時から水温が上昇する今頃に起こりやすい病気をお話し致します。
◆白点病(はくてんびょう)
通年通して起こる病気で、白点病で弱ったお魚は免疫力が下がります。するとここから他の病気が併発(へいはつ)するパターンが少なくありません。
白点病も注意すべきですが、比較的治療で治りやすい病気です。もしも白点に気がついたあとも治療をサボってしまうと他の病気の併発で死亡率はグッと上がります。
速やかに治療がポイントです。現在は『メチレンブルー』が手に入りづらい状況なので『ヒコサンZ』『ニューグリーンF』などの魚病薬も使えます。
◆エロモナス病
マツカサ病や穴あき病といった悪さをするのが『エロモナス菌』です。水温が高くなると水の腐敗も早くエサの残りなどが引き金になることもあります。
かかると厄介な病気です。『グリーンFゴールド顆粒』で早期治療を行います。
発病させないためには、清潔な水質を保つように心掛けます。
◆エラ病
梅雨時の1番の危険パターンはこちらの病気です。エラが細菌からダメージを受けると水面で鼻上げの様なポーズをとったり、エラがくっついてしまったように動かない、逆に苦しそうに激しく動かしている姿が見られます。
→対処・治療方法
こちらには有効な治療法がないのも辛いところで、塩分濃度調整を上げて次の犠牲者を出さない事に限ります。
うつりやすい病気でもあるので、周りへ広がらないよう注意します。
◆酸欠は稀に起こる
高水温時には、いつもより水中の酸素が少なくなるため『酸欠』の可能性が上がります…がしかし、よっぽどキャパオーバーな数を入れてなければ問題ありません。
フィルターが動いていれば酸欠にはならずに済みます。心配な方は『エアレーション』を追加しておくとバクテリアなどにもメリットがあり良いです。
この他にも『充血』『ワタカビ』『尾ぐされ』『寄生虫』など、嫌な病気は発生します。なるべく早く気がつく事で完治する可能性は高くなりますので、ちょっと意識して『観察』意識してみると良いですね。
ではでは(^^)