◆ミルクランチュウ（みるくらんちゅう）入荷後の飼育管理・・・季節の変わり目は温度変化の影響が出る。通販を含めた販売や価格帯とは。
ミルクランチュウはただの白色ではなく、『鱗が透明で体色が白い品種』です。光の当たり具合でうっすら透けて見えます。また眼の全体が真っ黒いビジュアルをしている個体が多いです。
体色は基本的に白いですが、個体差によっては緋色（赤色）も残ります。全身が真っ白を好む方や、ワンポイントの緋色が好みな方などそれぞれですが、全体的には柔らかい印象の金魚になります。
定番の素赤（すあか＝赤色）、更紗（さらさ＝赤白）、江戸錦（えどにしき＝赤白黒）と混泳させても被らず、よい存在感となります。
◆入荷後の飼育管理・・・季節の変わり目は温度変化の影響が出る
今の季節は温度変化の影響が出やすく、体調を崩す個体が多いので気を付けます。『常に寒い』『常に暑い』であれば、水温の上下変化が少なく魚にとってストレスは少ないです。
しかし、最近のように日中日差しが出れば上着を脱ぎたくなるような暖かさになり、日が暮れれば身震いする寒さでは、お魚にとって大変ストレスです。
そのストレスはコンディション不良の原因となり、白点病や転覆病などさまざまな疾病に繋がります。『水温の変化』が魚にこれだけダメージを与えるのかと痛感させられますね。
今回の『ミルクランチュウ』もどうやら調子が悪く、身体の一部に赤く血管が浮き出たような症状が見られます。素早く0.3%の塩分濃度調整調整を開始しました。
数日で変化が見られるでしょう。皆様も季節の変わり目はご自愛ください。
身体の後半に赤い影が・・・
尾ビレにも血管が浮き出て見えます。これは不調のサインです。
こちらの尾びれの付け根の緋色は模様です。写真では分かりづらいですが、発色の具合が目視では違います。
◆通販を含めた販売や価格帯とは
外国産ミルクランチュウのLサイズ
入手難易度Bクラス
やや手に入れづらい。
『ミルクランチュウ』は定番化されており見かける存在ですが、琉金やオランダ獅子頭、ランチュウ程は数がいません。定期的に流通していますがタイミングの逃すと１ヶ月以上待つことも。
写真の個体は大きめなので、¥3500〜¥4000が目安です。人気がありすぐに売れるような金魚ではありませんが、『この金魚いいなぁ〜』っと思うということは、意外と同様に考えている人がおります。油断してると売れてしまったあるあるが起こりますね。
出会いも分かれも運次第。
ではでは(^^)
続きがあります・・・・・゜・(ノД`)・゜・
