◆東錦〜丹頂風〜入荷直後状態の良し悪しの見方。通販を含めた販売や価格帯とは。

人気の東錦（あずまにしき）模様に、頭部に緋色が入る丹頂風（たんちょうふう）がやってまいりました。ちなみにショートテール体型になります。

丹頂はその『縁起の良さ』から好んで飼育する方は多く、気にして見始めると頭の作りや身体の白さなど自分の好みが出てきます。

またベーシックな丹頂はオランダ体型なのですが、本種の様な東錦の丹頂風や、丹頂ランチュウ、その他更紗模様の琉金や出目金にも、丹頂模様は稀に混ざるので、足で稼いで探すのを楽しみにしている方もいます。

 

 

 

お店で袋で浮かんでいるのは、入荷直後のお魚たちです。水槽の温度と水質をゆっくり合わせて水合わせのショックを起こさないようにしています。

私たちは、この袋を開ける前の状態でお魚のコンディションを見極めなくてはなりません。誤った選択をしてしまうと☆になってしまうからです。

・袋の水は透明か濁っているか

・魚は泳いでいるのかじっとしているのか

・背ビレや尾ビレを畳んでいないか

・水中でバランスを崩していないか

などがチェック項目です。

この段階で調子が悪い個体には『塩分濃度調整』を行ったり、魚病薬を投与、エサを冷凍赤虫に限定する。隔離飼育する。水温を調整する。

など選択肢があります。

病気は早期発見早期治療という考え方が基本となりますが、まずは病気にしない事が重要です。もしも金魚の異常に早く気がつけたときは、自分ができる選択肢を選んでみるのも経験になりますね。

 

 

入手難易度はAレベル。『東錦の丹頂風』の流通量はとても少なく、見かける機会は貴重です。探している方はぜひいる時にチェックしましょう。

頭部の緋色の入り方は個体差があり、ちょこんと赤色が載るタイプや、ヘルメットの様に頬あたりまで赤い個体など表情豊かです。東錦本来の柄模様も選ぶポイントとなるので気になるところです。

写真の個体でおよそ¥6000〜¥7000が目安で、一般的な東錦ST（あずまにしきショートテール）よりもお高く、希少価値の高さが伺えます。流通量＆販売価格を考慮するとやはり簡単には手に入らない品種になります。

もし機会があれば１度は飼育したくなりますね。

ではでは(^^)