◆国産のアイアンコメットが絶不調そんな状態から回復させる4つのポイントとは。

アイアンコメットとは、丈夫で飼育しやすいコメットや朱文金の色違いのようなキャラクターです。

渋い色合いのため、定番種のような人気はありませんが、混泳水槽では独自の色味で存在感を放ちます。

久々に入荷させたところ体調が絶不調そこでトリートメントを行い速やかな回復を促します。

ポイントは『水合わせ』『水質』『塩分濃度調整』『エサ』です。できることだけでも良いので、お家の金魚が調子を崩した時にはご参考にどうぞ。

 

 

◆『水合わせ』は時間をかけて丁寧に

お店に届いた段階で、不調なのが伝わってきました。水は濁り、背鰭をたたみ、泳ぎに元気がありません。

水合わせはいつもより丁寧に時間をかけました。袋に3cmほどの切れ込みを入れて1時間浮かべることでゆっくり水を混ぜます。

今回は、さらに1時間ほど追加で浮かべた後には、袋の中の水ごと水槽へ放ちました。

 

 

◆『水質』はちょっと下げる

金魚にとって水質はいじくらなくても飼育できます。

しかし、酸性に水質を傾けると水中の病気の元となる細菌を減少させる効果があります。ペーパー降下剤やフィルターを調整するなど少し困難ですが、容量を掴むと心強いです。

病原菌となる細菌に苦戦している方には殺菌灯がお勧めです。海水魚では常識的に使われておりますが高価なのがデメリット。

 

 

◆『塩分濃度調整』

水槽に塩を入れると魚が死にづらくなります。水族館、熱帯魚ショップ、問屋さんなど魚類の飼育管理されている場所では常識です。

お家の食塩でも構いませんが、0.3%0.5%に調整する事が必要です。はじめは難しいのでアクアリウム商品で販売品を利用すると良いです。

 

 

◆『エサ』にこだわる

やはり、体力を回復するためには、魚も人も消化に良く栄養がある物を食べたいものです。

少し高価ですが冷凍赤虫を与えるのがお勧めです。人工飼料よりも消化しやすく栄養価もあるので適量を与えましょう。

人工飼料と比べると高価ですが、イヌやネコのエサと比べるとたいしたことはありません。価値観の問題ですね。

冷凍赤虫はあなどれないです!

ではでは(^^)